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プロフィット・プール分析/起業に役立つ戦略知識

AUTHOR :  網野 知博

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網野 知博
eyecatch_StrategicKnowledge

自社が所属する業界の利益構造を理解する

事業を運営している中で、自社がより儲かるために日々努力をしない経営者はいないと思います。ですが、今の環境の中で日々努力することが本当に正しいのでしょうか?起業する際に少し立ち止まって分析をすることで、自分の将来を大きく左右することもあります。

本日紹介するのは、プロフィット・プール分析と呼ばれるもので、自社が所属する(これから参入する)業界構造を把握するための分析手法になります。簡単に書くと、バリューチェーン上の各事業活動を定義し、それぞれの利益額と収益性を分析するツールです。

「戦略構築」のためのインプット情報

分析は、バリューチェーン毎に利益率や利益額などを分析し、横軸にバリューチェーン、縦軸に利益率や利益額などの図を書きます。これはマップと呼ばれています。マップにする意図は、ビジュアル化したほうがひと目で確認し、業界の構図を俯瞰できるメリットがありるからでしょう。

profitpool

出所:HBR1998年10-11月号 マップによる戦略発想より

実は横軸はバリューチェーンだけに拘る必要はありませんが、バリューチェーンの切り口で見るメリットとしては、産業構造を把握し、今後どのような道に進むのかを議論するときの共通となる情報を持てることだと思います。

  • 業界のどの分野/領域でどれだけの利益が創出されているのか
    (利益の源泉はどこで、利益が生まれる仕組みは何で、利益を集中的に生み出している企業はどこか?)
  • その傾向の変化はどうか
  • 今後どのように変化していきそうか(予測)

ちなみに、横軸はバリューチェーンだけにこだわる必要もなく、商品・サービス、顧客セグメント、流通チャネル、エリアなどで見ることもできます。

精緻につくろうとすると非常に時間がかかるのですが、半日程度の時間で粗くてもいいので全体概要をつかめる程度に作るだけでも十分利用価値があると思います。

参考までに分析を行うステップを記載します。

  1. プロフィット・プールの対象領域の特定する
  2. プロフィット・プールの規模の推定を行う
  3. バリューチェーン毎(商品サービス毎など設定したアクティビティ毎)の利益を推定する

詳細を知りたい方は以下をご参照下さい。

プロフィット・プール・マップからの戦略発想

事業再構築への収益構造分析:プロフィット・プール

本記事は私が起業して経営を行う際に役にたっていると感じている経営戦略の小ネタを備忘録的に記事にしているシリーズものですが、あくまで備忘録的に書いてあるため、テーマが全体を通して構造化されていない点はご容赦ください。

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