統計力向上サイト「データサイエンス・スクール」を開設し人材育成/ニュースななめ斬り by ギックス

AUTHOR :  花谷 慎太郎

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花谷慎太郎
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総務省 統計局が開設した統計力向上サイト「データサイエンス・スクール」

6月1日に総務省 統計局が統計力向上サイト「データサイエンス・スクール」を開設しました(関連ニュース:総務省、統計力向上サイト「データサイエンス・スクール」を開設し人材育成)。

統計局の資料では、サイト構築の狙いが以下のように説明されています。

【背景】
・ビジネス上の問題解決や合理的な意思決定のためのツールとして、「統計的なものの見方と統計分析の能力」が注目され、その必要性が増している。
・「公的統計の整備に関する基本的な計画」においても、統計調査への国民の理解増進のために統計リテラシーや統計倫理を重視した統計教育の拡充が求められている。
→パソコンやスマートフォンなどでデータの活用方法や統計に関する知識を、いつでも誰でも気軽に学べる統計力向上サイト「データサイエンス・スクール」を開設

今回の取り組みのポイントは「いつでもだれでも気軽に学べる」ということでしょう。我々ギックスも、「ビッグデータ分析およびデータ活用は手軽で身近になったので、システム業務部門が分析をするのではなく、業務部門の方が手軽に分析できるようになっていますよ」ということを様々な媒体で紹介してきました(ビッグデータ分析の基礎から応用まで、実践的なノウハウ集!使って分かった!「安・速・易」のビッグデータ分析ツール選び(ITpro連載)Microsoft Power BI 活用術 by ギックス【特集目次】参照)。今回の統計局の取組の「いつでもだれでも気軽に」というコンセプトに、(勝手にですが)シンパシーを感じましたので、本日はデータサイエンス・スクールのサイト概要を紹介します。

データサイエンス・スクールってどんなサイト?

事前のニュースで、データサイエンス・スクールは6月1日開講との情報を得ていたので、我々も翌日の6月2日からデータサイセンス・スクールに訪問しています。

データサイエンススクールのサイトには、「ビジネスに役立つ統計講座」、「プレゼングラフ作成のポイント」、「出来る人のビジネス活用術」、統計力を図るための「あなたの統計力」という4種類のコンテンツが用意されています。

データーサイエンススクール②

「ビジネスに役立つ統計講座」では、漫画形式で、統計の基本(平均、標準偏差、正規分布、検定、回帰分析など)についての説明が歴史的なストーリーも交えて紹介されています。「プレゼングラフ作成のポイント」では、どういったケースにのどのグラフを使って表現するのが効果的かというグラフ作成ポイントについて、「出来る人のビジネス活用術」ではデータを利用している有識者や企業のインタビューが紹介されています。最後の「あなたの統計力」では、統計の問題に答えて、統計理解度を図るというサービスが提供されています。

サイトを見て感じたのは、このサイトは以下の二つの信念・思いをもって構築されたのだろうということです。

  • わかりやすく簡単に統計学・データ活用を伝え、『身近に』感じてほしい
  • 統計学・データ活用をビジネスの『現場で』実践的に使ってほしい

『身近に』感じてほしいがための、漫画で歴史を絡めて統計の紹介や、クイズ形式の仕掛けでしょうし、『現場で』すぐ使えるものを紹介したいという意図でプレゼン作成ポイントやインタビューが用意されているのだと思います。企画された方の思いがコンテンツの構成を通じてひしひしと伝わってきます。

内容についても、これから統計学・データ活用を勉強する方には分かりやすいコンテンツだと思いますので、ぜひ一度覗いてみてください。

もう一つのこのサイトの特徴として、今回公開されたバージョンからの更新がなさそうな静的なサイトであるということが挙げられます。弊社のようにOwned Mediaを日々更新して運用している立場から見ると、コンテンツが日々更新されるのであれば、統計に興味を持つ人をより多く集めれるのではないかとは感じました。ただ、制作された方の意図としては、まずこの静的なコンテンツを隅々まで使い倒して、基本をみっちり勉強してみてくださいという立ち位置なのでしょうね。

統計局によると、このデータサイエンススクールに続いて、今年度中には、ウェブ上で誰でも無料で参加可能なオープンな講義「データサイエンス・オンライン講座」を立ち上げるということなので、まず今回はデータサイエンススクールのサイトで統計学の基礎や背景をしっかり学んでおき、次にリリースされるオンライン講座でより深く個別の学習をしていくという仕立てなのでしょう。

ともあれ、国が「データサイエンスを広げるためにバックアップする」という一つの意思表明として、このデータサイエンススクールが立ち上げられたわけですので、今後もこの流れはウォッチしていきたいと思います。

 

 

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