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ギックスの本棚/なぜ一流の男の腹は出ていないのか?(小林一行 著|かんき出版)

AUTHOR :  田中 耕比古

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田中 耕比古
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当たり前のことしか書いてないが、それすらやってないなら黙って”やれ”。

なぜ一流の男の腹は出ていないのか?

最近、禁酒を始めた僕でして、ついでに「ダイエット」にも挑戦しよう!と思っている次第です。(関連記事:ニュースななめ斬りbyギックス/赤ワインは健康にいい、わけではない(WIRED.jp))そんな中、”父の日特集”と銘打たれて、近所の本屋さんでこの本が平積みにされておりました。子供がいるわけではない僕にとってさえも、本書のタイトルはなかなか刺激的で、つい購入してしまいました。

「一流の男の腹は出ていない」という前提を置き、「腹が出てるお前は、一流ではない」と言われるわけです。三十路も半ばを過ぎた我が身には相当こたえますね。(しかも、妻が本屋で嬉しそうに「この本、どう?」って持ってきました。ぐぬぬ。)

というわけで、本書を読み解いて、是非、一流の男を目指したいと一念発起した次第です。皆さんも、一緒に一流の男を目指してみませんか。(特に、父の日、という意味では、お子さんの運動会などを見据えて、お腹を一緒に凹ませましょう!)

本書の概要

40歳の時に、60kg→83kgという激太りを経験した著者が、独自のダイエット法によって半年で14kg、2年で通算25kg(つまり、14kg痩せた後に、1.5年で11kg痩せた)のダイエットに成功した経験を元に、ダイエットの秘訣を説きます。

内容は53個のTips的なものが並んでおり、それを順番に読み、また実践していくことで痩せよう、という構造です。

特に目新しいことは何もない

ぶっちゃけ、特に目新しいことは何も書かれていません。書いてあることで、本書に触れるまで、僕が知らなかったことは何もない、と言っても過言ではありません。しかし「知っていた」と「やっていた」は大違いなわけです。本書は「新しい知識を求めて買うもの」ではなく、「当たり前を当たり前にやる”マインドセット”を抱くために買うもの」です。

いうなれば、これは「ダイエット版”夢をかなえるゾウ”」です。(関連記事:ギックスの本棚/夢をかなえるゾウ) ※本の構成としては、夢をかなえるゾウの方が秀逸ですが・・・

以降、本書の大まかな流れをご紹介します。

1~9/53 問題提起

最初の9項目は、問題提起です。「お腹が出てるお前は、駄目だぜ」という話です。はい。すみません。

10,11/53 ハードルを下げる

大丈夫。頑張ればできるよ!という応援。ありがとう。頑張ります。

12~36/53 HowTo(食べ方)

続いて、ほぼ半分に相当する25項目を割いて、「いかに食べるか」を説きます。我慢すると仕事に悪影響が出るからどうするべきか。飲み会をどう凌ぐのか。などなど。著者が仕事のストレスでうつ病になり激太りした、という経験も踏まえ、ダイエットがストレスにならないように、という前提で語られます。

私見ですが、ダイエットは「何をどれくらい食べるか」が一番重要です。僕は、食べ方よりも、トータルの摂取カロリー量の影響が断然大きい、というダイエット流派(=運動で増やせる消費量、基礎代謝量は大したことが無い、という流派)に属しますが、いずれにしても、食べ方に多くのページをを割くのは正解だと思います。

37~46/53 HowTo(運動)

その次は、運動方法です。「特別なことをやらない」ということで、通勤中やオフィスでの行動の改善について語られます。いわゆる「サラリーマン」が”できそうなこと”に主軸を置いています。

ジムに行く必要が無い、というのは、お金をかけたくない、という人にもピッタリだと思います。ある程度痩せてから、体の「カタチ」を良くするためにジムに行くのが良いように思います。

47~51/53 マインドセット(継続は力なり)

そして、ここからは精神論の話です。心の持ち方が大切です。というわけで「毎日コツコツやろう」「停滞期も乗り切っていこう」というようなお話です。

当たり前のことですが、とても大事です。

52,53/53 マインドセット(ダイエットに向けての心構え)

ここは、最後のクロージングです。日本代表の長谷部選手的に言うと「心の整え方」みたいな話です。

知ってても、やってない人は、本書を読んで反省しよう

前述の通り、内容的には「知ってる」ことが羅列されます。(その順序や記述の具体性には、上記のような工夫がみられます。)しかし、腹が出ている人は「知っててもやってない」わけですから、本気で反省しないといけません。(ええ、僕も含めてです。もちろん。)

そして、本書のターゲットは、サラリーマン、それも「お腹が出ている自分から目をそむけているアラフォー」に明確に定めています。これも賢い選択です。どうしても、ダイエット本は、基本的にやることは決まっているわけなので、書き方次第で”誰にでも適用できる普遍的な方法論”になります。そこを敢えて、「アラフォーリーマン」に絞り込み、タイトルも「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」と設定して「腹が出てるお前は一流じゃない」と煽るという出版社の上手さも際立ちます。(そういえば、先日ご紹介した「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」も同じ構造のタイトルですよね。ええ、出版社もかんき出版さんです。(笑))

まぁ、実際に、1,296円(税込)の価値があるのかと問われると悩むところではありますが、Kindle版 1,100円(税込)なら少しは財布の負担も軽いので「知識はあるが、心は弱い」というアナタには、冒頭の「問題提起」の9項目と、最後の「ダイエットに向けての心構え」の2項目、合計11項目を、1項目あたり100円で買ったと思って読んでみることをお勧めします。

(ちなみに、タイトルの「なぜ一流の男の腹は出ていないのか?」という問いには、答えてくれません。腹がでてると信頼感が無いでしょ?というあたりで多少触れてはくれますが、一流の男で腹が出ている人がたくさんいる可能性については言及されません。まぁ、そんなの気にしてるのは世の中で「コンサル」くらいだと思うので別に良いのですけれどもね)

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