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第7回 プロジェクトが行き詰まったら原点に回帰しよう/ベンチャー社長の「オフィス移転プロジェクト」

AUTHOR :  網野 知博

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網野 知博
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原状回復が怖くて内装ができるか!

弊社は2014年8月中旬に新オフィスに移転致しました。新しいオフィスに引っ越ししようかな、と思い始めたのが2014年2月上旬。それから半年ほどで無事に引っ越しました。分からないことだらけでスタートしましたが何とか無事に引っ越すことができました。次にオフィスを移転する時の備忘録もかねてオフィス移転までの経緯を連載で書いていこうと思います。普段記載しているOwned Mediaの記事と比べると非常に緩い連載になりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

前回の「第6回 内装の要件をつめて行こう」では内装をつめて行く過程で想定外の事象が頻発して暗雲が立ちこめたことまでをお伝えしました。今回はその障害を打破して行くところまでを書いて行きます。

結局一番こだわるのは何か?

ブラウンを基調としたカフェ風オフィスを前提に考えていて、白いぼつぼつの美しくないシステム天井、しかも蛍光灯付きにならざるを得ないと言う事態でプロジェクトチームに暗雲が立ちこめ、正直デザイン会社も浮き足立ち、明らかに狼狽の色が見えます。

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それもそのはずです。こんな感じのデザイン案で、天井が白いぼつぼつの蛍光灯が入った美しくないシステム天井になってしまうなんて。。。

このタイミングでデザイン会社の営業さんからはビルの管理会社の制約をベースに何とか取り繕う改善案で対処しようとする感じが読み取れたました。このままではオフィスの構想が中途半端に終わると危惧して、ここで一つ自分の意志を伝えようと思いたち、メールで檄文を打つ事にしました。

概要を書きますと、「過去の提案書にこだわるな。あの提案内容を非常に気に入って貴社に発注したのだが、あの提案内容に近いものでないと駄目と言うわけではない。どうすれば最高のカフェ型オフィスにできるのかと言う事が最上位の目的であり、どうすればあの提案に似たオフィスに近づけるが目的ではない。似て非なるオフィスを作るくらいなら、管理会社から与えられた現状の制約や前提をベースに考え、ゼロベースで全く違った提案をしてくれても良い。結果的にそれでデザインが大幅に変わっても構わない。天井の制約が生まれたのなら、それに合わせて最高にかっこ良くなるものを考えていくのが本筋だ。」と言う感じのメールです。

この決断で自分自身の迷いも消えました。私自身が「あの会社と心中しよう」と決めたのだから、彼らがベストだと思ったデザイン変更は受け入れようと。結果的にデザイナーさんには再度奮起して頂けまして、推敲に推敲を重ねて、結果的にはシステム天井でも、かっこ良さを保ったまま当初案を実現できるようなデザインを出してくれました。

方向が決まればそれに向けて進めてくれるプロフェッショナル

例えば、蛍光灯が見えているとかっこわるいのですが、蛍光灯をすべて外すとなると、廃棄して退去時に買い直して設置し直すか、退去時までどこかで保管する事になります。そうなると相当のコストアップが見込まれます。ですが、蛍光灯が見えたままだとかっこわるい。それに関しては蛍光灯と天井の隙間にメラミンの化粧板を埋め込んで蛍光灯を隠してしまえと言う作戦を思いついて頂きました。

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当初は管理会社側も地震で落ちたら危ないなどと難色を示すのですが、デザイン会社さんがその都度対処策を考え、また粘り強く交渉をして頂き次々と問題が解決され理想に近い形で内装を行える形になります。

我々サイドの大きな決断は退去時の原状回復工事のお金がかかる事は多少目をつむり、オフィスがカフェっぽくなるように、とにかくオフィスっぽくなる(見える)要素に関しては徹底的に排除して行く、つまり色を塗りたくって行くと言う事になります。

共用部分のドアや周りの共用廊下に面した冊子枠ですが、標準仕様は何とも病院っぽいクリーム色になっています。これを黒に塗り直してもらう事にしました。

標準仕様のクリーム色。

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黒く塗り直して頂く。

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また、天井もボード部分だけに留まらず、排気口、スプリンクラー周りのシーリングプレートまで、壁面、ペリカウンター、更には分電盤にいたるまでブラウンで塗りたくって行きます。さすがに当初は躊躇していた管理会社さんも、最後の方にはあきらめたのか、積極的にブラウンに塗れるところは塗って行こうと言う姿勢を取って頂いたようです。また、電気のスイッチ部分も特注品として濃いグレーのプレートに変えてくれるなど、協力姿勢で援護して頂けました。

天井を白からブラウンに塗装。システム天井のフレームや排気口もブラウンへ。また、蛍光灯の部分をブラウンのメラミン化粧板で塞ぐ。防災用のスピーカーやスプリンクラーは残念ながら白のまま。写真だと天井も白っぽく見えますが、白く残ったスピーカーと対比すると相当色の違いが分かると思います。

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最初は塗っちゃ駄目よと言われた分電盤も結局はブラウン塗装に。笑

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こちらも最初は濃い色で塗っちゃ駄目よと言われたペリカウンターも結局は濃い色であるブラウン塗装に。笑

 

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ブラインドは標準の白からブラウンに変更頂く。これは外観に響くから絶対に駄目と言われると思ってましたが、以外にも柔軟に認めて頂きました。結果的に、三田国際ビルの中で白くないブラインドはうちのオフィスだけとなり、外から見るとうちのオフィスが色的に非常に浮いており、今更ながらあれだけ堅い管理会社である三菱地所プロパティマネジメントさんはよく認めてくれたな、と感謝しています。笑

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こうして、デザイン会社さんの努力と管理会社さんの理解と協力により内装デザインが具体的にどんどんと決定して行きます。と同時に、、、、当初見積からどんどんと予算が超過して行きます。笑

更に怖い事に、撤去時にはすべて原状回復工事が必要なのですが、それは現実逃避して見ない事にしています。笑 もしくは、退去するときは、そのまま居抜きで使って頂ける会社を自分で探そうと思っています。

と言う事で、内装に関してはだいぶ進んできましたが、次の大きな山があります。デスクやチェアー、本棚などです。これらは結局すべて造作すると言う決断を下すのですが、それは次回に書いて行きます。

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