clock2014.12.05 09:07
SERVICE
home

「思考模写」を考えてみる/起業に役立つ戦略知識

AUTHOR :  網野 知博

477
網野 知博
eyecatch_StrategicKnowledge

他人の思考を模写して、最後は自分流にアレンジしてしまう、と言う話

本日は戦略知識とは少し離れますが、でも実はちょっと関係してくるということで、「思考模写」に関して触れたいと思います。「思考模写」と言う言葉は世の中にあるのか無いのかはわかりませんが、とりあえず自分の考えに合うという言葉で「思考模写」と表現してみます。ちなみに、「思想模写」と言う言葉は世の中に存在しているらしく、タモリさんが得意としていた芸のようです。wikipediaより抜粋してみます。

思想模写:

寺山修司のものまねは、喋り方や身振りの模写のみならず、話す内容自体はタモリ自身が考えたものでありながら「いかにも寺山修司が語りそうな物言い」をするという点(寺山自身が生前、喋る内容や論理の組み立て方が自分と同じと語っていた)で画期的であり、それ以前の政治家のモノマネや歌手の歌真似を中心とする「声帯模写」芸とは題材やアイデアの面で一線を画し、後のものまねに多大な影響を与えた。

こうした芸は「思想模写」と称され、レパートリーとして野坂昭如や竹村健一、田中角栄、大橋巨泉、永六輔、横井庄一、浦辺粂子、久米明、安藤忠雄など他多数存在する。

筒井康隆は「奇人タモリの演じる文化人たちの物真似が受けるのは、何を言っているのかわからないことは本物と全く同じでありながら、何よりも本物より面白いことだけははっきりしているからである」と評する。

しゃべり方ではなく、「語りそうな物言い」を模写刷るという点で、思想模写と言う名前になっているのでしょう。どのように思想模写を知ったのかといいますと、「思考模写」でぐぐっても思想模写で検索結果が返ってきたからです。別に熱烈なタモリさんのファンだったわけではありません。笑

さて、何で「思考模写」と言う言葉を考えるようになったのか。先日に弊社が主催している若手向け勉強会がありました。(隔週で実施しています。)その勉強会の中で、自分がコンサルタントとしてクライアント向けに戦略を考えるとき、どのような物の考え方をするのか、と言うことに話題がのぼりました。私はアクセンチュアに在籍していた時は、非常に優秀かつ厳しい上司、先輩に恵まれて、そういった方々に徹底的にレビューを頂く時間を多く頂きました。もう7年間もガッツリと言われ続けていたので、だいぶ彼らのいいそうなこと、また考えそうなこと、突っ込んできそうな場所やポイントが分かってくるようになるのです。タモリさんでいうところの思想模写ができるようになってくる。実は、「思考模写」が出来るようになっているということは、その非常に優秀な方々の考え方が多少なりとも分かるようになってきているので、実は気付かないうちに自分の実力値も相当に高くなってきています。

また、結果的に良かったことですが、私はコンサルタント時代に特定の上司や先輩とだけ徒弟制度を組んでいたわけではなく、かと言って薄く広く大多数とご一緒したわけでもなく、特定の複数名とみっちりやらせて頂いたために、彼らの際立った考え方を学べ、かつ複数名分を模写できるようになりました。濃い模写は4名、薄い模写は3名程度できます。笑

元々は自分の理想像があってコンサルタントになり、最初は無謀にも我流を通そうとしていましたが、優秀な方々に触れて、彼らの思考結果に感化されていきます。と言うより、圧倒されていきます。笑

その考え方や思考のプロセス、思考から出される結果(Slideや発言)を学ぶに連れて、彼らならこう考えるのではないかな、とか、彼らならこう発言したりするだろうな、と言うことが自分なりにイメージできるようになってきました。

コンサルタントとして戦略を作る際に、またその内容をプレゼンテーションする際にも、彼らだったらこうするだろうな、ということを考えなくても思いつくようになります。それらを踏まえて最終的には自分らしくしていく、つまりaminize(アミノ化)することになります。

実際には彼らがどのように考えるか、またどのような結論を出すかは定かではありません。また、自分が考えたものが、彼らが出すものに近かったか、合っていたかなどに拘ることにあまり意味がないと思っています。自分が思考をするときに、自分の思考の癖だけではなく、思考の幅が広がれば良いと思ってやっています。「やっている」という表現は正しくないのかもしれなく、むしろ当たり前の癖になっている状態です。たまに意識をする際には、「今回は誰の芸風で考えてみるかなー」、とか「◯◯さんならこういう言い方をするだろうな」とか、自分が作った資料を見ながら「◯◯さんならこれを見て、こういうレビューをしてくるだろうな」などです。

それを私は「思考模写」と呼んでいます。

コンサルティング時代に徹底的に学んだ戦略論としての知識は起業してからも非常に役立っているのは事実ですが、優秀な方々の思考を自分なりに模写できるようになっている「思考模写」と言うスキルが実は一番役に立っているのかもしれないなと感じています。先日ちょっと思い付いたので備忘録的に書いてみました。

本記事は私が起業して経営を行う際に役にたっていると感じている経営戦略の小ネタを備忘録的に記事にしているシリーズものですが、あくまで備忘録的に書いてあるため、テーマが全体を通して構造化されていない点はご容赦ください。

関連記事:疑似人格を持つ|ニュースななめ斬り/「音がない「静寂」は人間の体にどのような影響を与えるのか?

SERVICE

SERVICE

BANNER

graffe

grip

GiXo BLOG

recruit

Aibou

amazon web service partner network

TAG BOX