第11回:9月の結果報告”人数増えました”|「きこえ~ご」を使ったギックス全社員の英語力向上プロジェクト

AUTHOR :  田中 耕比古

すごい新人(たち)がやってきた

(本企画は、楽しくみにつく英語学習アプリ「きこえ~ご」を提供する株式会社ReDucateから学習ログデータの提供を受けつつ、法人契約でサービス使用料を支払ってガチで英語力向上に取り組むプロジェクトです。)

連載第1回で設定した「罰金ライン」を適用し、9月の学習実績を振り返っていきます。

学習実績

遅くなりました。もう、10月も終わりじゃないか。なにを今更9月の話をしているのだ。ええ、そんなお叱りもごもっともです。すみません。平身低頭の構えです。よろしくお願いします。

ということで、2016年9月の学習実績です。突然ですが、今回から、見せ方を変えました

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1位は社長A。先月よりは現実的な5,000EPです。

しかし、驚きは、今月から本格参戦したニュージョイナー「Y.K.」と「E.A.」の2名(ちなみに、お二人とも女性)です。表彰台をかっさらいました。おめでとう。すごいな。3,000EP前後です。(いつも3位以内につけている、役員HとY.H.が馬群に沈んだ影響も大きい)

なお、田中については「罰金ギリギリライン」で戦っています。すみません。すみません。すみません。

罰金対象は2。合計1,500円。累計21,000円。

今月は2名の罰金者です。ゼロになる日は来ないものか・・・まぁ、不動のH.R.君がいるのでゼロは無理にしても・・・ねぇ・・・

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月次推移+累計獲得EP

それでは今月も、月次の獲得EP推移をチェックしてみましょう。

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社長の振れ幅が大きすぎて、なんだかよくわかりません。しかしながら、今月より本格参戦のY.K.(緑)、E.A(グレー)の傾きの大きさは尋常じゃないなってことはわかります。

尚、田中の低調っぷりも「まぁ、お前はもともとそういう奴だったよな」ということが見て取れます。ぐぬぬ。すみません。

続いて、累計です。

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役員Hの傾きは安定。Y.H.が失速。社長も失速。田中も失速。ニュージョイナーズ(6月に本格参戦したK.S.も含めて)が安定的に伸びてきていますね。

そして田中は4位グループに吸収されそうです。ああ・・・すみません。

で、余談ですが、分析者の視点で考えると、ここで気づくべきことが一つあります。上記画像内にも書いていますが「平均がアテにならない」のです。このグラフみると、平均を上回る人は3名だけです。累計4位の田中でさえも「平均を下回っている」のです。巷では、「平均給与」とか「平均年収」とかいう話がちょくちょく話題になりますが、「圧倒的に数字の大きいサンプルが数名いると、平均は圧倒的に上振れる(引きずられる)」ということをしっかりと心にとどめておいていただきたいと思います。(つまり、僕が平均を下回っていても、それは別にはずかしいことじゃないんだよ、ってことです。はい。)

動画視聴傾向

今月は、動画の「視聴数」に焦点を当ててみましょう。きこえ~ごでは、動画学習アプリですので「学習をする=動画を視聴する」ということになります。しかし、その通常行動とは別に「意識的に”動画を視聴する”というアクションを行う」ことも可能です。

ただし、いくら動画をきいても、EP(学習結果としての評価軸)には反映されません。つまり、ノルマをこなすというマインドでは積極的な動画視聴は行われない、わけです。

ということで、横軸に「視聴数(累計)」、縦軸に「EP(累計)=学習量」を置いた散布図を書いてみますしょう。

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大半のメンバーはガッツリ相関しています。(外れているY.H.と、T.Y.の2名を除くと、線形近似でR2=0.9771になります。)

このことから、Y.H.とT.Y.の2名は「動画を観る」ということに対して積極性が高い、すなわち、EPの獲得というノルマに縛られず、純粋に動画視聴を楽しんでいるのではないか、と考えることが可能です。

確かに、きこえ~ごの動画は、海外のTV-CMや、スティーブ・ジョブスやオバマ大統領のスピーチなど、動画そのものがコンテンツとして面白いものが多いです。学習中はどうしても小間切れに視聴することになってしまうので、動画を通して視聴して、生の英語に触れる方が学習効果が高いのも自明です。この2名は、そのあたりをしっかりと理解して、学習活動をしていると言えそうです。

動画レベル別にみると

さて、そんな動画視聴数ですが、それぞれの動画には「動画レベル=難易度」が設定されています。(当初は表示されていなかったのですが、最近は「上級」「中上級」「中級」といった形でユーザーに見えるようになっています。)

さきほどの散布図で名前を書いた5名に関して、レベル別の視聴数と、それぞれの構成比をみてみました。

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役員H、社長A、T.Y.の3名は動画レベル3の比率が高いことが分かりますね。そして、Y.H.はレベル4が多く、なんと田中はレベル5が多い!という結果になりました。なんだかんだいいながら、田中は、難しい動画を積極的に視聴して頑張ってるんじゃん、という雰囲気が漂ってきましたね。

はい、こういう分析を「我田引水分析」と呼びます。分析者である僕が、僕が「有利」になるように数字を切り取ろうと思えば、なんとでもなる、ということです。上の表の絶対数の方を見れば、役員Hよりもレベル5の視聴数は少ないわけですから、この「33%」という数字だけで何かを語るのは意味がありません。(しかも、タチの悪いことに、この数字そのものは「嘘ではない」のです。)

みなさま、適当なグラフや、適当に切り取った数字にミスリードされないように気を付けていきましょうね!

※本連載のまとめはコチラ

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