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「仕事の基礎力」補完計画|あとがき:スキルはボトムアップ、マインドはトップダウン。(p.204~)

AUTHOR :  田中 耕比古

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田中 耕比古
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計画的にスキルを高めるために、マインドを固めよう。

本連載は、2016年11月に発売された『デキる人が「あたり前」に身につけている! 仕事の基礎力(すばる舎)』の内容に、具体例や詳細な説明を追加したり、ページ数の関係で割愛せざるを得なかった図版などをご紹介する解説記事です。(書籍の概要はコチラをご参照ください。)

本日は、「あとがき」で触れた、スキルとマインドについて解説します。

スキルとマインドの関係性を理解しよう

書籍内で、僕はこのように述べました。

仕事ができるようになるための重要な要素は「スキル」と「マインド」に分けられます。
「スキル」は、直接的に仕事に活きるものです。「仕事術」や「テクニック」と言っているものはこれに相当するでしょう。(中略)
一方、「マインド」は、もう少し間接的です。どういう風に仕事に取り組むか、どのように振る舞うか、といった仕事の現場での考え方や、どういうキャリアプランを描くのか、といった長いスパンでの方向性の設定などが含まれます。

この「スキル」はボトムアップで鍛えられます。まず、「基本」があり、その上に「応用」があり、さらに上に「専門性」が積み上げられます。
対して、「マインド」は、トップダウンで変化します。最上段の「思想」が「プラン」という形で設定され、それが具体的な「アクション」となります。

これを、図示するとこのようになります。(本当は書籍に収録したかったのですが、ページ数の関係で割愛されてしまいました。)

BaseSkill_epilogue_1

あ、図の中ではスキルの一番下が「基本」じゃなくて「基礎」になってますね。うん、でも、意味合いとしては「基礎」の方が正しいと思うので、コチラで行きましょう。(増刷時には、書籍側を修正します。)基礎があって、その上に、応用・専門性がある。まずは、基礎がないと、応用もへったくれもない、ということですね。

一方で、右側のマインドは、先に「思想」があります。こういうふうになりたい、とか、これを目指したい、とか、そういうゴールイメージのようなもの、一本筋が通っているからこそ、一貫性のあるプランが描けて、それを実現するための具体的なアクションに落とし込めるわけです。

これは「アプローチ」「タスク」「スケジュール」(書籍の第10項:「仕事をコントロールする」という意識を持つ(p.66~))のお話に通じますよね。

マインドが変わらないと、スキルアップは難しい

さらに、僕はこのように書きました。

スキルを向上させるためには、この「アクション」が効いてきます。つまり、トップダウンでマインド変革を行わない限り、スキルアップは望めないのです。

先ほどの図に書き加えると、こんな感じですね。

BaseSkill_epilogue_2

これ、書籍内ではあまり詳しく書けなかったんですけど、僕の中では相当重要なポイントなので、ガッツリ補足しておきます。

思想・プランに則って「何を日々の行動で行うか」を決めることが「アクション」です。例えば、弊社(ギックス)では、このフレームワークに乗せて、以下のようなメッセージを社員のみんなに向けて発信したことがあります。

「企業として、スキルアップのための最適なアクションを個々人に対して定義してあげることは困難です。そこで、僕たちは、ブログや書籍などでの情報発信や、必読書(例えば、ビジョナリー・カンパニー)を渡す等の啓蒙活動に注力しています。そして、アクションについては『生産性向上 兼 成長管理のためのツール』として、Slackを導入しました。Slackは、共有できる情報を指定するホワイトリスト方式ではなく、どうしても秘匿すべき情報を指定するブラックリスト方式で運用します。そこに、どんどん情報を書き込みましょう。それによって、自分のスキルレベルが可視化されます。それを見て、周囲が支援することもできるでしょうし、自分自身で課題・成果・成長を把握することができます。」

BaseSkill_epilogue_3

要は、アクションそのものまでは決めてあげられないけど、アクションのきっかけになるものとして、Slackを導入してみたよ。という話ですね。

Slackという環境上で、自身のスキルと、会社(あるいはチーム)に求められている役割などを理解しながら、自分は、基礎がどれくらい足りていないのか。その上で、どういう応用が求められているのか。最終的に、どんな専門性を目指すべきか。というあたりを、クリアにしていきましょう、というお話になっています。

マインドによって、戦略的・計画的に、スキルアップすなわち、基礎力⇒応用力⇒専門性を準に磨いていくことができるのではないか、と僕は思うんですよね。

戦略なき拡大は死を招く

なぜ、こんな話をくどくどしているのか。それは、「計画性のないスキルアップは、時間の無駄に終わるリスクがある」と思っているからです。

戦線拡大は、甘美な魅力があります。いろいろ目についたスキルを身につけて行こうとすると、どうしても時間が足りません。一人前になるのに、1万時間かかるという話もありますが、その百分の1の100時間だとしても、平日に毎日1時間・週末に2時間ずつ投下したとして週9時間で”11週”かかりますから、年に5つくらいしか習得できないってことになります。

ですから、できるだけ中長期的な立場に立って、スキルアップを考えた方が良いと思うんですよ。

時間は有限です。そのために「働き方の思想・成長の思想」に基づいた、プランとアクションの定義を行い、戦略的なスキルアップを目指していきましょう。

 

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