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clock2017.03.22 12:55
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最小最速のデータ分析パソコンを自作してみた~ディスク読み書き速度の限界突破を目指す~

AUTHOR :  宍戸 栄一郎

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宍戸 栄一郎
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データ分析機能に特化すれば低予算でパソコンが作れる

前回、DELLのゲーミングパソコンはALIENWARE AURORA R5を使用して、データ分析に向いているかの検証を行いました。その結果「ディスク読書きが速いゲーミングパソコンはデータ分析に向いているが、デカく外観の主張が激しいため置く場所を選ぶ」という結果になりました。その後、DELL以外のパソコンを色々探しましたが、同性能のディスク読書き速度を出せるパソコンは大きく、希望通りのサイズのパソコンは見つかりませんでした。だったら小さくてデータ分析に特化したパソコンを作れば良い!!っという事で、自称・最小最速のデータ分析パソコンを自作してしまいました。

最小最速のデータ分析パソコンを作る

これが文庫本サイズのデータ分析パソコンだ!

今回、作成したパソコンの本体サイズは155 x 155 x 80mm。この写真はたまたま弊社にあった「仕事の基礎力(田中耕比古 著)」188 x 132 x 18mmと比較したものですが、非常に小さいことが分かると思います。これでも立派なデスクトップパソコンです。gixo_box1

NVMe接続に対応したベアボーンキットを探す

前回の検証の結果。「ディスク読書き多く発生するデータ分析ではNVMe接続のSSDが最適」という検証結果になりました。そのため、NVMe接続に対応したパソコン基盤(マザーボード)とパソコン筐体が一緒になった「ベアボーンキット」を探しました。その中で最も小さく、かつ普通のデスクトップパソコンと同じパーツを搭載できるベアボーンキットとして、ASRock Intel DeskMini 110 が見つかりました。gixo_box2

NVMe接続に対応したSSDを探す

現在、NVMe接続に対応したSSDは非常に選択肢が少ないです。その中で現在入手可能な「Samsung SSD 512GB 950 PRO」と「Samsung SSD 500GB 960 EVO」を候補に挙げました。Samsung SSD 500GB 960 EVOの方が対応するNVMeの通信規格が新しく、その分ディスク読書きが速いです。しかし、SSD内のNAND型フラッシュメモリの記録方式が「TLC」のため、Samsung SSD 512GB 950 PROの記録方式「MLC」より寿命や信頼性が落ちるとのネットの書き込みがあったことから、今回は実績のあるSamsung SSD 512GB 950 PROを使う事にしました。(今後の状況を見てSamsung SSD 500GB 960 EVOの採用を検討したいと思います)

なお、NVMe接続のSSDチップは発熱しやすく、パソコン使用中に一定値以上にSSDチップの温度が上がるとパソコンの動作が不安定になったり、OSが強制終了したりします。そのため、この写真のようにSSDチップ上にヒートシンクを張り付けて、放熱しやすくすることが必須のようです。(ヒートシンクはHM-19Aを使用)gixo_box3

ディスク読書きの測定結果

組み立てたパソコンにWindows 10をインストール後、CrystalDiskMarkを使い前回 DELL ALIENWARE AURORA R5 で検証した同条件でディスク読書き速度を計測してみました。結果、以下のように自作パソコン(右側)の方が、ほぼ全ての計測結果で DELL ALIENWARE AURORA R5 より良い結果になりました。CPUも同じ物を搭載していますので、GPUを使った3DゲームやMachine Learning処理以外は自作パソコンの方が速い事になります。gixo_box4

小さくて高性能なパソコンの存在価値

今回は「ディスク読書きが高速」と「できるだけ小さな筐体」とういう2つのテーマに絞って自作パソコンをした結果、10万円ちょっとで市販品のデスクトップパソコンと同等以上の性能のパソコンを組み立てる事が出来ました。このように使用目的さえ限定すれば、低予算で高性能なパソコンを持つことは可能です。(多少のパソコンハードウェアの知識は必要ですが)

小さくて高性能なパソコンは邪魔になりませんので様々な場所に設置可能です。最近では高度な処理はクラウドサービスで行うことが主流となっていますが、インターネットに接続できない環境ではこの様なパソコンは非常に強いツールとなります。また、持ち運び可能なサイズですので、外出先のプレゼンテーションなどで高度な分析処理をプロジェクターに投影しながら行うことも可能です。

これからは、クラウドサービス、デスクトップパソコン、ノートバソコン、スティック型パソコン、そして小型デスクトップパソコン。これらを環境や要件で使い分けながらデータ分析業務を進めていくことが重要になってくると思います。

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