10周年パーティーを開催しました

  • f
  • t
  • p
  • h
  • l
tokyo_tower

創立10周年!!!

去る12月12日に、無事に創立10周年を迎えたギックスは、社員の皆さんの日々のたゆまぬ努力に感謝すると共に、次なる10年間に向けた新しい一歩を踏み出そうという気持ちを込めて「10周年パーティー」を開催しました。

本日は、その様子について、少しご紹介させてください。

コンセプト:”理解”を深める

10周年を祝うにあたり、狙いを「社員全員で、自社をもっと理解する」と設定しました。

事業拡大に伴って社員数も増え、テレワークが基本となってきた中で、業務で直接かかわる機会が無い人との交流機会は少なくなってしまっています。出社しないと、プロジェクトで関わらないメンバーと、あいさつを交わすこともありません。

こうした状況では、メンバー間の相互理解が少なくなるのみならず、ギックスの掲げる「データインフォームド」という思想に対する共感も醸成されにくくなります。これは、由々しき事態だと私たちは考えます。

”一歩先へ、拡大するGiXoの今を知ろう”

これが、今回のキーコンセプトです。

拡大してきたギックスが、今後、さらなく成長を遂げていくなかで、「今」の私たちをしっかりと理解する。同じ会社の仲間たちのことを理解し、データインフォームドを理解し、プロダクト ”マイグル” のことを理解する。そういう場にしていきたい、と考えました。

実行委員会

開催にあたっては、ボランタリーな「実行委員会」を立ち上げました。

これまでは、管理本部内、特にCEO Office(いわゆる社長室)が主導して各種社内イベントの企画・運営を執り行て来ていましたが、今回は「有志によるイベント企画」になりました。

会社が大きくなっていく中で、人によって興味範囲も違いますし、それをすべて調整するのは不可能です。だからといって、常に特定の人に主導されると、それはそれで「なんか違う」という気持ちを抱く人も出てきます。

そういう微妙な空気を抱えながらイベントを行っても、あちこちに不満が溜まります。やはり「やりたい」「やってみたい」という人が企画し、参加する人は全力でその人たちを応援する(邪魔しない、後押しする)ことが理想的な形だと、私たちは考えました。

メインイベントの様子

実行委員会で検討を重ねた結果、コンセプトを踏まえ「チーム戦でのロゲイニング(一種のスタンプラリー)」を行うこととしました。狙いは、以下です。

  • チーム戦にすることで、メンバー間の相互理解を深める
  • 外部情報(データ)と、主観情報(知識・経験)を組み合わせてゲームの攻略方法を考えることで、データインフォームドを体感
  • スタンプ集めを通じて、疑似的にスタンプラリーサービス”マイグル” を体験し、ユーザー目線を持つ

ロゲイニングとは

設定されたチェックポイントを回り(=スタンプを集めて)、高得点を目指すゲーム。

地図の範囲内に設定されたチェックポイントを回り、特定の条件に則った写真を撮っていきます。それぞれのチェックポイントには難易度に応じた得点が設定されており、制限時間内に、うまく集めることで高得点を狙います。

チェックポイントは「絶対に全ては回り切れない」量が用意されます。そのため、どのチェックポイントを選ぶのか。どの順番で回るのか。という戦略が重要になります。

当日の様子(※人物画像は加工されています)

羽田空港に集合。(東京以外からの参加者がいることも勘案して、スタート地点を羽田空港に設定)

9チーム(3~4名ずつ)に分かれて、ロゲイニングスタート。
都内各地に設定されたチェックポイントを巡りながら、ポイントを稼ぎます。
各チェックポイントは、先着3チームまで得点可能(一部は1着のみ)。難易度に応じて得点が変わります。
ゴールは弊社オフィス。制限時間は3時間半。
なお、GPS端末が配布され、スマホアプリで「他のチームがどこにいるのか」を確認することができます。

以下、チェックポイント/スタンプの実例です。

飛行機が離陸するところを撮影する(1着/50pt, 2着/30pt, 3着/20pt)

外資系航空会社のチェックインカウンターを撮影する(1着/50pt, 2着/30pt, 3着/20pt)

ターミナル移動バスに乗る(1着/50pt, 2着/30pt, 3着/20pt)

足湯に入る(1着/50pt, 2着/30pt, 3着/20pt)  天空橋駅に、こんな場所あるんですね。

観覧車に乗る(1着/100pt, 2着/60pt, 3着/40pt ) 今回まで、まったく存在を知らなかった、西蒲田の「幸せの観覧車」

ピエールマルコリーニでチョコレートを買う(1着のみ/20pt) 高級チョコ!

「日本橋」を渡る (1着/50pt, 2着/30pt, 3着/20pt ) 国際線ターミナルの「はねだ日本橋」。なお、一部チームは、ガチの日本橋に向かっていました。

新幹線の写真を撮る(1着/50pt, 2着/30pt, 3着/20pt )  ルート内で言うと、品川駅で撮影可能
JR西日本の鉄道車両の写真を撮る (1着/100pt, 2着/60pt, 3着/40pt )  車両の所属会社は「JRロゴの色」で判別する必要がある(知らなかった…)


このほかにも、東京タワーに上る、○○で食事をする、○○の前で写真を撮る、など、多くの高得点を狙えるチェックポイント(高難易度スタンプ)があり、それぞれのチームが、それぞれの戦略に基づいてまわっていきました。

さらに、各チェックポイントには「食事」「買い物」「レジャー」「交通」などの「カテゴリ」が設定され、すべてのカテゴリを埋めたチームには500ptのボーナスポイントが加算されました。

また、ゴールの時間に応じて、1分あたり1pt(最大60pt)が加算されます。

なお、得点状況は終了1時間前までは共有されますが、その後は秘匿されます。

イベント結果

成績(全9チーム):

  • 1位:1,047 pt ( 獲得スタンプ数12。基礎点:530+カテゴリ制覇:500+時間ボーナス:17)
  • 2位:1,043 pt (15。510+500+33)
  • 3位:1,010 pt (12。490+500+20)
  • 4位:972 pt (9。440+500+32)
  • 5位:435 pt (11。420+0+15)

優勝チームの勝利コメント:
絶妙なゲームバランスでした。2位と4点差だったのは驚きです。勝因は、サクッとこなせるところを重点的に取りに行って、スタートダッシュを決めたところでしょうか。また、最後まであきらめなかったのも良かったと思います。

2位チームのコメント:
たった1回の選択ミスで、優勝を逃した。他チームのGPSをチェックしていれば防げたかもしれないと思うと悔しい。その上で、あと5分早くゴールしていれば、そのミスも帳消しにして勝てていたのも、ゲームとしての完成度の高さゆえだと思う。面白かった。

3位チームのコメント:
東京タワーでTシャツを買いました。

4位チームのコメント:
ぎりぎりまで空港に留まって、取れるポイントを全部狙いに行きました。また、マニアックなスタンプを抑えるところは頑張りました。ただ、まさか「存在しないチェックポイント」が仕込まれていたとは思わず、そこに時間を奪われたのは誤算でした。悔しい。

5位チームのコメント:
足湯と霜降り牛タンを満喫したので、実質的には僕らが優勝ってことで良いと思います。

某役員による講評・雑感

当社の提供する、個客選択型スタンプラリー「マイグル」の基本思想を、ゲームという形で体験する企画だったが、ゲームとしての完成度が高かったのが素晴らしい。企画内容、ゲームバランス、チーム分けなどの練りこまれ具合は、実行委員会が、ガチで頭がいい人たちの集団、ということを意味していると言える。また、当日に発表されたチェックポイント/スタンプリストを渡された瞬間から、各チームが即座にルール理解に努め、行動方針を決めて動いていたのも履歴から読み取れて面白い。ゲーム設計者、プレイヤーの両方に「しっかり考えて、戦略的に動く」という思想が浸透している。

また、参加者は、マイグルの特徴である

  • 多くの選択肢の中から、自分の意思で「どれを選ぶか」を決めることができる
  • 複数のカテゴリが設定され、それをすべてクリアする というルールが設定可能
  • 達成度合いに応じて、インセンティブを変更可能

などを、実体験したことで、理解が深まっていた。マイグルの活用によって期待されるユーザーの態度変容をリアルに体感できたのはとても良かった。

ルール上、今回のポイントは、カテゴリ全制覇の500ptの獲得有無だった。特に「買い物」カテゴリが、種類は多かったが、1着のチームしかポイント獲得ができない仕組みであったため、前半に達成しないとどんどん苦しくなるという部分があった。

また、1着と2着のポイント差が小さかったのもゲーム設計者の上手さ故だ。素晴らしい。各プレイヤーの少しの判断の差が勝敗を分けた。もちろん、運の要素も多少あるが、基本的には戦略でカバーする部分が大きかった。そのため、各チームに逆転勝利の目がぎりぎりまであった、といえる。非常に良い企画だった。ゲームの戦略性という観点でも高く評価したい。

さらに、今回収集したGPSログと、各チームの獲得したスタンプ情報は、非常に良い分析インプットとなる。9チームそれぞれの戦略を「データから読み解く(データインフォームドに考える)」ための良い教材として活用したい。また、そこから得られた示唆もプロダクト開発およびサービス改善に繋げていきたい。

ーーーー

上記がメインイベントの「ロゲイニング」の結果です。その後、感染対策を講じながら懇親会を行いました。10周年という節目を迎え、次なる10年、20年に進むための良いきっかけになったと考えています。

当社は、こんなふうな会社です。なんとなくお感じになられたかと思いますが、パリピはかなり少なめです。しかし、コミュニケーションは活発です。いろいろなキャラクターの人が集まって、程よい距離感で仲良く楽しくやっている会社です。全力で仕事をし、全力で遊ぶ人たちが多い会社です。

万人に合う!なんてことは思いませんが、合う人にはめっちゃ合う会社だと思っています。「わりと水が合いそうだなぁ」と思った人は、ぜひ、当社へのご応募をご検討ください。採用ページはコチラ

ご参考:今回のイベントに関連する写真を、ギックス非公式SNS部が運営する「非公式インスタグラム」に掲載していく予定です。良ければそちらもご覧ください!

  • f
  • t
  • p
  • h
  • l