clock2022.12.12 09:21
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ギックス10周年のご挨拶

AUTHOR :  網野 知博

こんにちは。ギックスの網野です。創業以来、代表取締役CEOを務めています。

2012年12月12日に創業した当社は、本日2022年12月12日にて10歳の誕生日を迎える事になりました。2022年3月30日に東証マザーズ最後の上場銘柄として上場させて頂いた事もあり、思い出深い2022年となりそうです。

当社ギックスはデータインフォームドを推進している会社です。データインフォームドを簡単に説明すると、「データを用いて、論理的に物事を考えて、合理的に判断していこうぜ!」と言う凄く当たり前のことを言っています。データインフォームドは理想的な考えであり、誰も反対する人もいないと思います。

ではなぜ、理想だ、当たり前だ、と思うような「データを用いた合理的な判断」に、世の中が向かって行かないのでしょうか?ひとえに、データ分析やデータ利活用の取り組みが、時間がかかって、手間暇がかかって、かったるいからだと思っています。じゃあ、もし、かったるくなく、判断材料に使えるデータを爆速で分析して提供できる会社があったら、世の中が変わっていくのではないか? データインフォームドな行動様式に、日本企業や産業全体がかわっていくのではないか?そんな出発点から当社は創業しています。

当社が何をしている会社かと言えば、高度なデータ分析やAI、最新テクノロジーを駆使しながら、「日本企業をデータインフォームドな行動様式に変えていくためにチャレンジしている」そんな会社になります。最先端の分析技術、最先端のテクノロジーを取り入れて日々研鑽はしていますが、「最先端のテックを取り入れている企業を売りにしているわけではなく、クライアントがデータインフォームドなビヘイビア(行動様式)に変貌していくための黒子として、地道に淡々とコツコツと伴走支援をしています。

「データを使って論理的に考え、合理的に判断する」ことが当たり前にできるようになった会社はもの凄く強い会社になります。声の大きい偉い役職の誰か、の一存で物事が決まる事はなく、参加者全員の活発なやり取りでまさに「データ大喜利大会」が開催されたかのように、データに基づき解釈し合い、意見を言い合い、論理的に物事を考えあって、そして合理的な判断にたどり着きます。

10年前を思い出すと、ビッグデータと言う言葉が現れた当初から、当社はそこに可能性を感じながらも、同時にテクノロジー主導型で解を見つけ出す進め方に疑問を感じていました。

当社の社名は、「Garbage in Garbage out」に由来しています。(社名の由来については、12/18公開の記事で詳しくご紹介する予定です)ゴミデータを入れると、どれだけ分析しても、ゴミのアウトプットしか出てこないという、入力するデータの重要性を説いた話になります。ビッグデータは、当時から”大量の(volume)””整っていなくややこしい(variety)””増え続ける(velocity)”データと定義されていて、つまり、そのままだと、ただのゴミになりかねないデータでした。でも、一見すると使い道がないようなデータであっても、われわれの手によって、データを価値のある何かに変えていこうという想いで、GarbageをInしても、価値のある何か“X”をoutするということでGiXo、ギックスと名付けました。

創業から10年経ち、会社組織として”大量の””整っていなくややこしい””増え続ける”データをビジネス判断に使えるアウトプットに爆速で分析可能なケイパビリティを身に着けました。そして、そのデータを用いて、クライアントが論理的に考え、合理的に判断してもらえるような支援を自信をもって行えるようになりました。

創業から10年で名が体を表せるようになってきました。次の10年に向けて、更なる進化を遂げて、少しでも世の中のあらゆる判断がデータインフォームドになっていけるように、変わらず邁進していく所存です。

引き続き変わらないご支援をよろしくお願いいたします。

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