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データインフォームド大喜利グランプリ 最終日

AUTHOR :  網野 知博

DI大喜利グランプリ

データインフォームド大喜利はデータを解釈するためのトレーニングになります。大喜利と一緒で、唯一無二の答えや正解があるわけではありません。解釈を沢山行って解釈力を身に着けてもらいたく、解釈やアイデアは一つではなく、多数アイデアを出してもらうとよいです。一方で、本来の大喜利と違い、笑いやボケは必要ありません。
(DI大喜利グランプリ開催に向けた背景はこちら。)

So What?的なグラフから、自由な発想でどんどん解釈をおこなって下さい。

昨日の振り返り

昨日は、架空のコーヒーチェーン Café Gicksに関する打ち手を大喜利して頂きました。

来店予想人数を用いてシフトを考える、仕入れを考える、などの打ち手は、王道ど真ん中ですね。
また、変数を用いて、客数を増やす施策を考える事もできます。来客が少なくなる変数や多くなる変数を把握して、解釈して、少ない日を増やす、多い日をもっと増やす、など、さまざまな角度で大喜利できます。

また、出題のなかで、さりげなく「エリアマネージャー」と言うロールを提示している事を踏まえると、他の店舗と変数の違いを比較して、店舗間でのスタッフの調整、仕入れ在庫の融通、顧客の巡回促進などの取り組みを大喜利した方もいるかもしれません。(データとしてお見せしたのは1店舗分だけですが、同様のデータがほかの店舗に関しても存在する、ということは、問題文から推察可能ですよね)

更に言えば、「予測」と言う言葉をふんだんに使う事で、未来の日付に対する利用をイメージするように誘導していました。しかしながら、予測モデルを用いて「過去の予測」を行う事も可能です。表現がややこしいですが、本当の実績と過去に当てはめた推察値を対比させて、その乖離から改善点を探っていくという使い方です。「なぜ、予測と違う実績が生まれているのか」を考えると、現在の予測モデルには組み込まれていない変数が存在する可能性にたどり着くと思います。このような観点は、エリアマネージャーと言う仕事をこなしていく上で、大切な着眼点と言えるでしょう。

新興クラフトビールメーカー『GiXo brewery』の棚取り合戦

さて、最終日の今日は「ビジネスモデルの検討」と言うテーマで大喜利していって頂きます。

あなたは新興クラフトビールメーカー『GiXo brewery』の事業企画責任者です。 事業立ち上げから5年、個性あるテイストのクラフトビールを作り、主に直営による飲食店や小規模ショップによる販売とネットによる消費者への直販で販売量を増やしてきました。今後も継続的な利益成長を会社から求められています。しかし、大手ナショナルチェーンの壁は高く、なかなか大手量販店や大手卸による商品の取り扱いが進んで行きません。

そんななか、会社のアナリティクスチームが小売りの棚割り最適化のアルゴリズムを開発しました。小売店の住所や面積などの店舗情報と過去のPOSデータを入力すると、現状と同程度の売上を上げるために必要となる最小限の商品構成や棚割りを表示する事が可能になります。

現状と同程度の売上を上げるためにはこの商品をこれだけ陳列すれば良く、そのためこのくらいの空きスペースを生む事が可能。という事を可視化させることができます。

もしあなたが、 新興クラフトビールメーカー『GiXo brewery』の事業企画責任者であった時に、このようなデータをインフォームドされた時に、どのような使い方を考えますか?と言うのが、本日のお題です。

本日はデータインフォームド大喜利最終日になります。最終日の本日は非常に難しいお題です。ヒントもありません。

しかしながら、データの利活用を本気でビジネスに組み込んでいこうとするならば、日々このような事を考え続けていくことが求められます。データ分析は「あなたの知りたいことのヒント」を与えてくれます。しかし、「あなたが何を知りたいのか」「それを知ってどうしたいのか」は、データからは出てきません。

データ ”も” 使って、脳みそをフル回転させることが求められるのです。

当社はこのような検討を円滑に進めるために、爆速でデータ分析のアウトプットを出していきます。それに加えて、業務での利活用を具現化していくためにクライアントに伴走しながら、時にはコンサルタント、時にはティーチャー、時にはコーチとしての役割を担っていきます。

データインフォームドを実現するコンサルタントになりたいと思う方、もしくは当社のコンサルタントを使ってデータインフォームドな業務変革を起こしたいと思う方は、是非気軽にお問合せください。

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