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株主・投資家のみなさまへ

網野 知博

あらゆる判断を、
Data-Informedに。

データドリブンではなく、データインフォームド

私たちの身の回りには、非常に多くのデータが存在しています。
私たちの行動の多くはデータとして記録され、そのデータを活用した様々なサービスが私たちの生活をより便利なものにしています。テクノロジーの進歩により、大量のデータの取得・蓄積が可能となりました。また、それに伴って、大量のデータを分析し、人々の生活改善に役立つようなデータ活用の技術も進歩してきました。

こうした流れの中で「データドリブン(データ駆動)」という言葉が生まれました。データによって物事を捉え、正しい打ち手につなげていこうという考え方です。この考え方はとても素晴らしいものです。しかし、今手元にあるデータは限られたものであり、データだけですべての課題を解決することはできません。

当社は、創業以来、データ分析によってクライアント企業を支援し、その競争力強化に寄与してまいりました。その中で感じたのが「判断は、人間の手の中にあるべき」ということです。
データを使いこなして判断を行うことと、データによって自動的に判断が下されることは、まったくの別物であると私たちは考えます。

当社は、データ活用によって、人間の判断を補強していきたいと考えています。
『データのみによって一義的に答えが導かれるのではなく、データ“も”用いることで、論理的に考えて合理的に判断する』
『データに左右されるのではなく、“人間が考えるための材料”としてデータを活用する』
この状態が、当社の志す「データインフォームド」であり、人間が主役のデータ活用の形です。

判断業務をUPGRADEする

当社は、クライアント企業の「判断業務」をUPGRADEしています。企業活動においては、多くの判断が存在します。年に数度の大きな意思決定から、日常的に発生する小さな意思決定まで、ありとあらゆるビジネスシーンで「判断」が行われています。データ、知識、頭脳、AIなど、活用できるものはすべて利用し、判断をより良いものにしていくことで、世界中のすべての判断をアップグレードし、人間の可能性を拡張していくことを目指します。

ビジョン:「顧客理解No.1カンパニーを目指す」

企業内で行われている様々な判断の中でも、特に“顧客理解”に特化したサービスを提供しています。
ここでいう“顧客理解”とは、単に顧客データを分析することではありません。クライアント企業の顧客、すなわちエンドユーザーの行動や心理・価値観を深く捉え、それに基づいて最適な提案と実行支援を行うことで、結果としてクライアントの競争力を高める、—そのような伴走支援ができる存在として、No.1のポジションを目指していきたいと考えています。「顧客理解といえば、ギックスだ」「顧客理解を深めたいと思ったら、まずはギックスに相談しよう」とみなさまに思ってもらえることを目指しています。

中期目標:2028年6月期 売上高80億円

当社は、2028年6月期に売上高80億円当社グループの本業から安定的に生み出される利益である「コア営業利益」は9.4億円以上の達成を目指しています。
当社は上場以来、2022年6月期の売上高を基準としてCAGR40%を目標として掲げてきました。この非常に高い売上高成長を実現するために、クライアント企業の深耕・新規開拓や人的供給力の強化、ノウハウ・アルゴリズム等のアセットの活用といった取り組みを推進してまいりました。今後もこれら取り組みを継続し、加えて、M&Aの積極的な推進、複数の提携先との協業強化など様々な施策を実行することで、中期目標の達成を目指してまいります。

株主還元:安定配当の継続

株主のみなさまに対する利益還元は重要な経営課題の一つです。
株主のみなさまと中長期的な関係を構築するための取り組みとして、当社は「上場時の売出価格1,070円に対して5%」となる年間53.5円を継続的に配当することとしております。また、継続的に株式を保有いただきたいという背景から、中間26.5円、期末27.0円の2回にわけて配当を実施いたします。
当社は、「安定配当」と「成長による企業価値の持続的向上」という、短期、中長期の両輪で、株主のみなさまに還元してまいります。

当社は、クライアント企業のみなさまの判断の質を向上させるとともに、パートナー、当社グループ従業員、そして株主のみなさま含むすべてのステークホルダーのために、持続的な成長を目指してまいります。
株主のみなさまには今後も格別のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役CEO 網野 知博

★社長ブログは こちら (不定期更新)