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ギックスの注目したニュース|2014年まとめ(データアーティスト 編)

AUTHOR :  田中 耕比古

 「データアーティスト」の視点を知るための記事まとめ(2014)

ギックスでは「ニュースななめ斬り」と題して、世の中のニュース記事・できごとを取り上げています。

今回は、2014年にギックスが取り上げた「データアーティスト関連記事」についてご紹介します。

尚、ギックスの提唱するデータアーティストの定義については、コチラをご参照ください。

ギックスの取り上げた「データアーティスト関連トピック」

「静寂」の影響

Gigazineの「音がない「静寂」は人間の体にどのような影響を与えるのか?」を取り上げました。

元記事では「静寂があることで体に良い影響がある」という可能性を論じていますが、この話を聞いて「どういう分析の切り口を出せるか」と考えるのがデータアーティストの思考様式であり、着眼点です。

具体的には、「静寂の定義」「静寂の長さ」といったところに踏み込んだうえで、分析の軸=仮説を出すべき、という論考をしています。

リンナイの「直販サイト」リンナイスタイル

販促会議に掲載された「リンナイ」の直販サイトの事例を取り上げました。

施工が伴う住宅設備機器業界では、メーカーによるダイレクト販売は、さまざまな軋轢を生みます。そんななか、リンナイは「消耗品」に特化した直販サイトを立ち上げ、10万会員を獲得しています。

この記事に対して、戦略コンサルタントの視点で、多面的な読み解きを行いました。その上で、リンナイが、どのようなデータを収集し、どのように活用していくのかを”データアーティスト”として考察しました。

Harvard Business Review誌からの邦訳

Harvard Business Review(英語版)に、ギックスの提唱する「データアーティスト」と非常に近いロールに関する記事が掲載されましたので、邦訳を行いました。

データ分析における「閃き」と「想像力」の重要性について、非常に良い解説記事となっています。ギックスの考える「データアーティスト」という概念の理解にも役立つと思いますので、是非、ご一読ください。

サントリーの自動販売機

日経デジタルマーケティングに掲載されたサントリーの、無線自動販売機のデータを活用して欠品率を大幅に削減した事例をとりあげました。

視点としては、「データが増えたときに、どのような着眼点でデータ分析を考えるべきか」という切り口でななめ斬っています。特に、「世に散らばる自動販売機をまとめて”一つの売り場”」として捉える視点と、「立地や品揃えなどの個々の自販機を”個別の売り場”」として捉える視点の、二つの見方が重要になるだろうと考えています。

また、この自販機が世界を埋め尽くしたときに「決められた通りのオペレーションをこなす人」と「データを読み解いて考える人」が必要になりますので、後者=データアーティストを目指すべきではないかと問題提起をしています。

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