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ギックスの”絵”本棚/りんごかもしれない(ヨシタケシンスケ|ブロンズ新社):MOE絵本屋さん大賞2013 第1位

AUTHOR :  田中 耕比古

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田中 耕比古
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イマジン。

りんごかもしれない

先日ご紹介した「ぼくのニセモノをつくるには」の前作にあたる「りんごかもしれない」をご紹介します。

関連記事:ギックスの”絵”本棚/ぼくのニセモノをつくるには

あらすじ

主人公の男の子が、家に帰ると、机の上に「りんご」が置いてあります。

まぁ、普通に考えれば、「りんご」なのですが、この男の子は「りんごかもしれないし、りんごじゃないかもしれない」と考え始めます。

想像する⇒発想の基本

本書は「視点の変え方」の話です。すなわち、想像力の話です。

主人公は、りんごを見て「りんごだ」とは思わず、「違う可能性」を模索し始めます。

最初の方は「りんごに見える別物ではないか」という方向で発想していきますが、徐々に「りんごではあるかもしれないが、何か考えているのかもしれない」という方向に行きます。そして、「りんごとして歩んできた歴史」などにも思いを馳せていきます。哲学の領域に踏み込んでいく感じですね。

こういう「発想法」にはいろいろな型があります。(弊社の網野も連載記事を書いています。)

それらの型を身につけていくことは非常に重要ですが、そもそも、最初に「想像してみる」という姿勢が重要です。本書は、絵本という形式で、子供の視点で書かれていますが「そんな”見方”があるのか」という発想の具体例が平易に紹介されているという「思考が固定化されているオトナが読むべき本」だとも言えます。(もちろん、子供に「発想の型」なんてものをいきなり教えても無駄なわけで、こういう絵本で子供の発想力を伸ばしてあげる、というのもオススメだと思います)

センスのある オトナになるために

僕は、常々「センス=(知識+経験)×(知恵+想像力)」だと思っています。

ファッションセンスでも、ビジネスセンスでも、文章書きのセンスでも、この4要素で説明可能だと思います。つまり、インプットである左側(知識と経験)がベースとなり、アウトプットに変えるための右側(知恵と創造力)が応用力となります。この両輪が揃うことで「あいつ、センスがあるなぁー」となるわけですね。

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前述の通り、この絵本は、そのうちの「想像力」を鍛えてくれます。

何かを「想像する」ということは、非常に重要です。”相手の立場になって考える”も想像力ですし、”最悪のケースを想定する”も想像力です。例えば、街やお店などで見かける自分本位な人は、想像力に欠けている人たちなのだと思います。想像力に欠けていると、「非常に残念な人」だと周囲に思われていることが分かりません。誰かに迷惑をかけているんじゃないか、あの人は何か困っているんじゃないか、というようなことを考えられるかどうかが「マナー」であり「気が利く」ということなのです。That’s 想像力。

ジョン・レノンも歌っています。

Imagine there’s no countries / It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for / And no religion too 
Imagine all the people / Living life in peace

You may say I’m a dreamer / But I’m not the only one
I hope someday you’ll join us / And the world will be as one 

そして、ジュール・ヴェルヌも言っています。

人間が想像できることは、人間が必ず実現できる

豊かな未来を実現するために、まずは柔軟な「想像力」を身につけるべく、本書を手に取ってみては、いかがでしょうか?

りんごかもしれない
りんごかもしれない(ブロンズ新社)

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