アマノフーズの「ハードワーカー応援キャンペーン」に応援されてみた|ニュースななめ斬りbyギックス

AUTHOR :  田中 耕比古

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田中 耕比古
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新規顧客を多面的に開拓するキャンペーン

本日は、フリーズドライ食品でお馴染みのアマノフーズ(天野実業)の展開する「ハードワーカー応援キャンペーン」について考察します。

ハードワーカー応援キャンペーン とは?

ハードワーカー応援キャンペーンとは、「ハードに働く人に、美味しいお味噌汁を飲んでもらおう」というキャンペーンです。

キャンペーンのご説明年度末でなにかと忙しい3月。ハードワーカーなあなたのオフィスにアマノフーズの商品セットをお送りさせていただきます。

わたしたちアマノフーズがつくっているのは、お湯を注ぐだけで、
いつでも本格的な味を楽しめるフリーズドライ商品。
わたしたちの商品をもっとたくさんの人に知ってもらいたい!
そんな気持ちで企画したのが今回のキャンペーンです。
対象とさせて頂く方は、仕事に熱中しすぎるあまり、
ついつい食事を後回しにしてしまいがちなハードワーカーのみなさん。
「忙しすぎる毎日だからこそ、おいしさを手軽に感じて欲しい。」
という想いのもと、少しでも日々のハードワークをサポートできればと思っております。

(出所:ハードワーカー応援キャンペーン )

そして、なんと20食、という大量のお味噌汁および関連商品が届きます。

今回お送りする商品セットです。アマノフーズの大人気商品やオススメ商品が20食分入っています。

お送りする商品

(出所:ハードワーカー応援キャンペーン )

これは、「トライアル」をさせることで、購買につなげようという「自社商品に自信がないとできないタイプ」のキャンペーンだと言えます。そして、非常に面白いのが、抽選のペースです。

特長2 栄養成分の変化が少ない!

(出所:ハードワーカー応援キャンペーン )

なんと、2日に1回。応募して、当選したら、すぐに届く、というわけです。面白い!

応募したら、当たった!

サイト内で、ハードワーカーの定義として掲げられた、ハードワーカー五カ条の「No.2 ワークとライフの垣根を作らない」 「No.4 仕事はきっちり」 「No.5 スキルよりも大切なのは実は健康と体力」というあたりは、プロ論の思想とも合致していますので、早速応募してみることにしました。(実は「No.3 横文字をやたら使わない」にはガッツリ抵触するのではないかとドキドキしてましたが)

(半強制的に)社員総出で応募してみたところ、「まさかの組織票応募にビックリです!1社1つまでというルールなのですが、御社の熱意に負けて、例外的に2つ当選です!」というコメントと共に、20食×2箱が届けられました。

2日に1回抽選、ということですが、木曜に応募して、月曜に到着ということは、「木曜夜or金曜朝に抽選して、金曜発送」ということになります。このスピード感はヤバいです。大抵の懸賞は「忘れたころに届く」のですが、フリーズドライの「タイムリー感」と掛けてるのでしょうか。即レス感が高揚感を煽ります。

開封すると、ぎっしり

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出してみると圧巻

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カップと先割れスプーンがついて、至れり尽くせり

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当選者のSさん。夕方なのに「目覚まし朝スープ トマト」をチョイス。(ハードワーカーだから、昼でも眠いのか?)

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利用シーンを規定することで「新しい顧客層」をつくる

今回のキャンペーンでは、「これまで、飲んだことがなさそうな人」にリーチしようとしています。また、普通は「家で飲むもの」であるお味噌汁を、オフィスで飲もう!という提案をしています。

このキャンペーンに実際に応募する人は「既存客」かもしれませんが、20食も届けば、さすがに「職場の皆とシェアする」ということになります。その結果、「職場にいる、アマノの味噌汁を飲んだことが無い人(新規顧客)に、オフィスで味噌汁(新規利用シーン)」という提案をしていることになります。(かくいう僕も、「茄子のお味噌汁」業務用パックを家に常備しているヘビーユーザーです。)

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そして、実際に飲んでみると「うまい」ということが分かりますので、追加購入をしてみようとなる人もいるでしょう。そこで、同梱されたパンフレットの出番です。

同梱のパンフレット

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全国一律送料500円。5000円以上で送料無料。

オフィスで買うなら、5000円くらいいけるんじゃないかな、という気がしてきます。

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さらに、好きなものを好きな数だけ頼める、という魅力的な提案が、味噌汁で暖まったハートを鷲掴みしてきます。

というわけで、このキャンペーンは【「オフィスでお味噌汁」という提案を仕掛けることにより、「新たな顧客の、新たな利用シーン」を「既存商品」で切り開こうとしている取組み】ということになります。

ビジネスマンも、オフィスを離れれば、普通の消費者

しかしながら、一歩引いて考えれば、このキャンペーンが狙っているのは「オンタイムのビジネスマン」だけではないことがわかります。

残業が多いビジネスマンも、ひとたびオフィスを離れれば普通の消費者です。まぁ、ハードワーカーなので、消費者としての生活時間は極めて短いわけですが、それでも「普通の消費者」として、食事をし、睡眠をとるわけです。そして、おそらく、仕事が忙しいということは「普段の生活でも、ゆっくり料理なんかしてる時間がない」可能性が高いわけですね。

この「ハードワーカー応援キャンペーン」は、「オフィスにしか送らない」という限定的なキャンペーンとしたことで、”開拓した新規顧客層”の”従来通りの利用シーン(=家庭)”をも取り込めるわけです。

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実際、弊社でインターンをしている大学院生のU君は、「うまっ、これ」と言って、「なす味噌汁」と「にゅうめん」をがつがつ食べたうえで、「これ、スーパーとかで普通に買えるんですか?」「明日、買いに行こう」と言っていました。凄い訴求力!

美味しく「にゅうめん」を啜る、にゅうめんがナニモノか知らなかったU君

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当たり前なのに、忘れがちな「目の前の客」の存在

消費者向けの商材・サービスを販売している会社にお勤めの方の中にも、ベンダー/サプライヤーに対して、尋常でなく横柄に対応される方がいらっしゃいます。ベンダー/サプライヤーからみて、この人は「客」です。「客だから強い」というのは、まぁ、理解できなくはありません。

しかし、冷静に考えてみれば、「ベンダー/サプライヤー」と呼ばれる人が、ベンダー/サプライヤーなのは、(ハードワーカーでなければ)1日のうち、たったの8時間だけです。残りの16時間は「消費者」です。その16時間/日+週に2日の週末の時間帯は、その人は、「自社のお客様」なわけです。この人たちを「丁重に扱わない」ということは、リスクでしかありません。(同じことが、就職活動をしている学生さんたちへの対応についても言えますね。あるいは、新聞やメディアが取材するときのマナー・態度も同じ話でしょうね。)

アマノフーズの今回のキャンペーンは、「オンタイム」をきっかけにして「オフタイム」も押さえに行った非常に良い施策だと思います。しかしながら、世の中の多くの企業では、「オンタイム」をきっかけにして「オフタイム」の需要を失っているのかもしれませんね。アマノフーズのあったかいお味噌汁でも飲みながら、深く自省したいものです。(ちなみに、僕のイチオシは、くどいようですが「茄子のお味噌汁」です。)

 

尚、ハードワーカー応援キャンペーンは、3/31 23:59まで開催中のようですよ。ご興味のある方は、ぜひどうぞ!(※弊社はアマノフーズさんとは何の関係もございませんので、本キャンペーンに関するお問い合わせはご容赦ください)

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