過去の気象情報を入手|オープンデータを活用しよう(第1回)

AUTHOR :   ギックス

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本記事は、株式会社ギックスの運営していた分析情報サイト graffe/グラーフ より移設されました(2019/7/1)

気象庁のホームページから気象情報を入手する

「ビックデータ」という言葉から連想されるイメージとして、企業の会員情報や売上情報など思い浮かべやすいですが、インターネットには、誰でも自由に入手できるオープンデータがあふれています。このオープンデータは、官公庁、企業などあらゆる場所から配信され、組み合わせることでビックデータとしての活用も可能です。これから、連載を通して、これらのオープンデータとその活用方法について触れたいと思います。

気象情報の入手方法

気象庁のホームページから「各種データ」→「過去の地点気象データ・ダウンロード」の順にリンクをたどり、過去の気象データ・ダウンロードページを開いてください。ダウンロードページでは、取得地点、取得項目、取得期間を選ぶことができます。また、このページの取得条件は、ブラウザで記録されていますので、次回以降、取得条件を設定する必要はありません。
ダウンロードページの「CSVファイルをダウンロード」からCSV形式(Shift-JIS)でダウンロードできます。一度にダウンロードできるデータ量に限界がありますので、大量データを取得する場合、期取得期間を短くして、複数回取得してください。

取得地点選択

取得地点では、マップ上の市区町村を選択します。赤い点の市区町村は、全ての気象情報が取れますが、それ以外の市区町村では、降水量だけしか取得できない場合もあります。市区町村を選択時、マップの右側の「選択された地点」の「観測項目」を確認してください。jma1

取得項目選択

取得項目は、「データの種類」によって、取得項目が変わります。しかし、取得項目の中に晴れ、雨などの天気情報はありません。「データの種類」が「時別値」の場合、降水量は前1時間の値のため、例えば12:00の降水量があった場合、11:00~12:00までの降水量になります。jma2
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気象情報を分析しよう

ダウンロードしたCSVファイルは、Shift-JIS形式のため、そのまま、Excelで開けます。今回は、簡単にExcelで分析したいと思います。

天気情報付加

気象庁のダウンロードページから、天気情報を取得できないため、降水量と降雪量から下記のように天気を付けたいと思います。なお、降水量は、最低0.5mmから0.5刻みで計測されています。大雨、大雪のしきい値は、雨が多い地域、豪雪地帯など地域差があるため、その都度設定が必要です。また、日射量で日中が曇りか晴れかも判断できます。jma3

分析結果

実際にダウンロードしたデータに天気を付けてみました。すると大雪が降った日に雨が降ったこと分析結果になりました。どう見ても異常な天気ですので、上記の天気条件に「1℃未満の降水量は雪」とする条件を追加しました。その修正後の分析結果が下記です。対象のデータは2月の豪雪地帯の市町村です。円グラフの天気は、晴れが約75%で約25%が雪でした。しかし、実際は、雪の日が多いです。これは、計測できなかった1cm以下の降雪の雪の日が多いと思われます。


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気象情報の活用場所

小売店の場合、降水量とPOSデータを紐づけ、雨が降ったら客足が鈍るといった分析が可能です。また、飲食店の場合、気温とPOSデータを紐づけ、寒い時期は、温かい鍋物の売上が上がるなどの分析ができます。このように、企業の外部の情報と紐づけることで、新たな発見が生まれてくる場合もあります。これから、何回かの連載を通して、様々な公開されているデータを紹介したいと思います。
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