未経験からでも、ちゃんと「役割」を持って仕事ができる── 3人のデータアナリストが語る、挑戦と成長のかたち

AUTHOR :   ギックス

2024年から2025年にかけて、データアナリストとしてギックスに入社した、北野、迫間、佐藤。
入社時期もバックグラウンドも異なる3人に共通していたのは「データ分析業務未経験での入社」という点です。

今回は、あるクライアント案件に参画し、チームの中で異なる役割を担った3人が、挑戦と学びのプロセスを振り返ります。


今回のプロジェクトと、3人それぞれの役割

―まずは、今回皆さんが取り組んだ案件の概要を教えてください。

北野:
大手消費財メーカー様の営業部門向け分析プロジェクトでした。量販店で販売される自社商品について、小売・購買データをもとに「どのブランドが、どのようなユーザーに購入されているのか」を分析し、今後の施策検討につなげるための材料をご報告・ご提案する、というものでした。

Business Analytics & Optimization Division データアナリスト
北野 悦子(きたの えつこ) 

2018年に大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻修士課程修了後、博士課程に進学しながら私立病院にて回復期リハビリテーション病棟の看護師として入職。その後、医療系のシステム開発会社を経て、2024年4月にデータアナリストとしてギックスへ入社。
―その中で、皆さんはそれぞれどんな役割や挑戦を担っていたのでしょうか。
▲図:ギックスの事業における案件の流れ(赤枠内)

佐藤:
私はデータ整備と基礎分析、そしてクライアント様にお見せする可視化コンテンツの作成を担当しました【図中6~9】。
2025年6月に入社してからデータ分析の研修を受け、その後はギックス社内向けのプロジェクトに参画していましたが、社外の案件に関わるのは今回が初めてでした。自分が担うデータ整備がすべての起点になりますので、責任を感じていました。

Business Analytics & Optimization Division データアナリスト
佐藤 壮真(さとう しょうま)
2021年に関西学院大学 商学部卒業後、住宅建材メーカーに入社し主力事業の企画・管理業務に従事。その後2025年6月に未経験データアナリストとしてギックス入社。

迫間
私も佐藤さんと同じくデータ分析とアウトプットの作成を担当したのですが【図中6~9】、その中でもクラスタリング(機械学習の一種、データ間の類似性に基づいて自動的にグループ分けする分析手法)の実装をメインで担当しました。ユーザーの特徴を理解してどういった施策をするかを考えるためのデータを作る役割です。

これまで既存システムの維持管理や機能向上といった外部案件には携わってきたのですが、クライアント様からいただいたデータを理解し、分析し、アウトプットを作成する、という分析の流れを経験するのは初めての挑戦となりました。

Business Analytics & Optimization Division データアナリスト
迫間 悠志(はさま ゆうじ)
2022年に大阪市立大学大学院 工学研究科を卒業後、建設コンサルタント会社に新卒入社し、インフラ施設の維持管理に関するコンサルティング業務に従事。2024年10月にギックスに未経験データアナリストとして入社。その後、データアナリストとして社内外の分析業務を担当。

北野:
私はPM(プロジェクトマネージャー)へのチャレンジという立場で、分析結果の解釈や資料作成、報告会でのクライアント様への説明などを担当しました【図中10~13】。
入社以降分析メンバーとして経験したことを活かしつつも、全体のゴールから逆算して各セッションの議論を設計し、限られた時間で示唆出しから報告までを完結させ、さらに議論に応じて次回の内容を柔軟に調整していく。 この一連のプロセスを自らリードするのは、今回が初めての試みでした。

不安からのスタートと、前に進めた理由

―案件にアサインされた直後、率直にどんな気持ちでしたか。

北野:
元々、現場の困りごとを解決するためのデータ分析に興味があり、そうした想いからギックスに入社しました(※1)。ですのでPMへの挑戦も自分が望んだことではあったのですが、実際にアサインされると「やっていけるのかな」という不安を抱いたのが正直な気持ちです。

佐藤
私は不安とワクワクが半分ずつでした。入社して初の外部案件でしたので、「きちんとしたデータをご提供しないといけない」という責任感を強く感じていました。一方で、小売データというデータ分析の王道パターンに触れられる点は、楽しみでもありました。

迫間
私も最初は不安でした。実は業務として機械学習を扱うのはほぼ初めてでした。学生時代からPythonの使用経験はありましたが、実務では未経験だったこともあり、プロジェクトキックオフの際は正直、頭が真っ白になってしまいました。ただ、データ分析プロジェクトの立ち上げから関われる点には、嬉しさも感じていました。

―皆さん、それぞれ不安を抱えながらの挑戦となったんですね。では実際に案件を進める中でぶつかった壁や、それをどう乗り越えたかについても教えてもらえますか?

迫間
わからないことはとにかく勉強を重ねました。理解が進むにつれてどんどん面白さを感じるようになり、とても前向きに取り組むことができました。

佐藤
そうですね。私も研修で学んだことだけではカバーできない場面があったので、自分で調べたり、時間がかかりそうな時はチームリーダーに質問したりして、知識を増やしていきました。

北野:
最も苦労したのは、分析結果を解釈して、報告ストーリーを作成するプロセスでした。
社内でのレビューを通じて、 不足している観点や主観的になりすぎてしまった解釈に気づかされましたし、データだけでなく業界の一般論を掛け合わせる重要性など、「一段高い視座」が必要であることを認識しました。

また、論理を視覚化する「コンセプトチャート」の作成にも苦戦しましたが、こちらも社内で何度も壁打ちしてもらい、なんとか完成することができました。

チーム内で役割を持って働くことでの成長

―案件を終えた今、自身の成長を感じる点は何でしょうか。

佐藤:
実務を通じてSQLやTableau(タブロー)のスキルが向上し、いわゆる勘所も身についてきたと感じています。また、 プロジェクト後半には「データから示唆を抽出し仮説を立てる」というビジネス課題の解決に関わる経験ができたことも大きかったです。

北野:
PM業務を通じて「個々の作業を一つのゴールへ統合する」重要性に気づけたことです。分析から報告までの繋がりを自分の中で完全に咀嚼できたことで、最終報告会ではクライアント様に対し、しっかり自身の言葉でお伝えすることができました。

迫間
私は、クラスタリングで何ができてどんな示唆が得られるのか、ということを、人に説明できるレベルまで理解が深まったと思います。
また、自分の担当外の業務理解も叶いました。今回で言えば、クライアント様の課題をもとにデータ分析を行い、その結果から得られた示唆をもとに提案する、という分析案件の一連の流れを、北野さんやチームリーダーの動きから学べたことは、自分にとって大きな経験でした。

―チームで取り組んだからこそ得られた成果や成長もあったんですね。

佐藤:
そうですね。担当は分かれていましたが、コミュニケーションを密に取り、チームメンバーの業務や方向性を理解しながら、自身の業務を進めることができました。
Tableauで可視化コンテンツを作った時には、最初はクライアント様に伝えたいストーリーとコンテンツの見せ方が結びつけられていない、という課題がありました。しかしチームリーダーからの指導や皆さんの業務状況をもとに、自分で考えてコンテンツ作成ができるようになったことも、成長ポイントだと思います。

迫間
可視化コンテンツの部分は、佐藤さんのスピード感に大変助けてもらいました。

佐藤
逆に私は、Tableauの実装で悩んだときに迫間さんにいただいたアドバイスに助けられましたよ。

北野
私はアサイン当初、チームリーダーから「材料はチームメンバーが用意するから、PMとしてしっかり料理して盛り付けなさい」という言葉をかけられました。そして実際に、迫間さんと佐藤さんが良質な分析結果という「材料」を用意してくださったので、とても感謝しています。

これからの挑戦と、未経験から踏み出す人へ

―皆さんがこれから挑戦していきたいことを教えてください。

佐藤:
短期目標としては、まずは基礎的な分析を一人でしっかりこなせるようになることです。その上で、迫間さんが担当していたようなクラスタリングも習得していきたいです。
また、私も北野さんと同じく「データをビジネスに活かしたい」という想いからギックスに入社した経緯があるので、将来的にはPM的な役割にも挑戦したいと思っています。

迫間:
私は、クライアント様の課題からの分析設計に挑戦したいですし、分析結果から示唆を導く部分についてもさらに経験を積んでいきたいです。その先で、PM的な役割にもトライできればと考えています(※2)。

北野:
案件を受注するための提案書を書けるようになりたいです。今回は案件が決まってからのアサインでしたが、クライアント様のビジネス構造や事業課題を理解し、成果の創出につながる適切な提案ができることを目指したいです。

―最後に、ギックスへの入社を検討している方や、「未経験だけど…」と迷っている方へ、メッセージをお願いします。

佐藤:
データ分析実務未経験での入社でしたが、入社後の研修がしっかりしていて(※3)、実務の中で何度も立ち返ることができる内容だと感じています。また、周囲からのフォローがあるので安心して業務に取り組めます。

迫間:
そうですね。ギックスにはある程度任せてもらえる裁量と、適切なフィードバックをもらえる環境が整っています。その分責任感も伴いますが、自分自身はそれを楽しみながら、モチベーション高く仕事に取り組めていると感じています。

北野:
私自身、当初は分析スキルのことで頭がいっぱいでした。ですが今は、分析スキルをどのように使い、施策やビジネスにつなげることでクライアント様への価値提供になるか、という点を意識して仕事ができるようになりました。もうすぐ入社から2年経ちますが、その頃からは想像もできなかったところまで来ている実感があります。

少しでも「データを使って、現場やビジネスの課題を解決したい」という気持ちがある方にとって、きっと挑戦しがいのある環境だと思います。ギックスの「Data-Informed(データインフォームド)」の考えに共感する方のご応募をお待ちしています!


※参考記事(過去インタビュー):
・(※1)「民間で活躍できる博士人材」に 研究と臨床経験を活かした「現場の課題解決」への挑戦(2024.08.26)https://www.gixo.jp/blog/25253/
・(※2)未経験から分析の現場へ──データアナリスト1年目の挑戦と気づき(2025.10.17)https://www.gixo.jp/blog/28719/
・(※3)未経験からのデータ分析。新入社員とトレーナーが感じた、ギックス流の人材育成とは(2024.10.08)https://www.gixo.jp/blog/25538/

※記載内容は2026年1月時点のものです。

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