• shadow
    CONCEPT
  • shadow
    Team CMO
  • shadow
    HSM & UVP
  • shadow
    Components

”考え方”を考える|プロジェクト管理とタスク管理は違う:”傍観する作業者”は永遠に”プロマネ”になれない

AUTHOR :  田中 耕比古

4.5k
田中 耕比古

「自発的に考え、行動できるかどうか」がプロジェクトの成否を分ける

本日は、新人マネジャーおよび、その一歩手前くらいにいる人が躓きやすい「プロジェクト管理とタスク管理の違い」について考察します。

自分の守備範囲に閉じこもるな!

自分の守備範囲を規定していると、永遠に「プロジェクトマネジメント」はできません。

チャンスは与えられるものではなく、奪い取るものだ、という過激派もいますよね。その視点だと「永遠にチャンスが巡ってこない」ということになります。もう少し穏健派な僕としては、「チャンスは与えられるだろうけど、そんな意識じゃぁモノにはできないよ」という表現になります。

まぁ、言い方に差はあれど言ってることは同じです。自分の”タスクをやりきること”に注力しているだけでは、ワンステップ上の能力は身に付きません。

周囲を「動かす」という意識を持とう

プロジェクトマネジメントにおいて最も重要なのは「周囲を動かす」という意識です。これは「部下に指示して作業をやらせる」ということとは全然違います。

プロジェクトが前進しないと、プロマネの存在価値はゼロ

プロジェクトマネジャー、いわゆるプロマネは、結果を出すことが求められています。要は、プロジェクトを問題なく終結させるために存在しています。システム開発プロジェクトであれば、仕様通りに”動く”システムを完成させることがゴールです。飲み会の幹事だとしたら、人数が入れるスペースを準備し、個室が良い!中華は嫌だ!などの参加者によって提示される条件をカバーしつつ、費用を予算内に収めることがゴールです。

しかし、それが上手くいったかどうかは、プロジェクトが終わるまで分かりません。では、プロマネの評価は、プロジェクト期間終了後にしかつけられないのでしょうか?そんなわけないですよね。プロジェクト期間中は「プロジェクトを”ゴールに向かって”前に進めること」が求められています。

反対にいえば「プロジェクトを前に進められないプロマネは、無能」ということです。

傍観するな、巻き込め

もっとも起こりがちなのが「傍観する」というビヘイビア(振る舞い)です。

プロジェクトを止めないためのコツは、以下の3ステップを滞りなく行うことです。

  1. このままでは「止まる」or「動かない」というリスクに気づく
  2. どうしたら「止まらないで、動き続ける」が実現できるか考える
  3. そのために必要な行動を取る

当たり前のことしか書いていませんね。しかし、多くの人は、この3ステップをこなせません。「3. そのために必要な行動を取る」とすべきところを「3′. ただ傍観する」ということを選択するのです。

しかも、大半の人は、リスクに気づいていないわけでも、対策を考えていないわけでもないのです。気づいていて、対策も思いついたうえで、傍観するのです。

そして、プロジェクトが「見事に止まった」のを確認してから、居酒屋で「いやー、止まると思ってたんだよ」「あれじゃ、ダメに決まってるよね」「俺は3ヶ月前からわかってたね」と同僚にクダを巻き、上司・リーダー・他社メンバーなどの無能を嘆くフリをするわけです。

ProjectManagement001

これって、本当に時間の無駄ですし、勿体ないです。気づいているなら、変える努力をしましょう。

自発的と自律的

作業者として優秀な人は、自律的に動けます。与えられた範囲内で、言われたことを100点あるいは120点取るために”自分で考えて頑張る”能力にたけています。要は、「自分がどうやるか」を日々追求しているわけですね。

しかし、「マネジャーとして振る舞う」ということは、自発的に動く、ということを意味します。誰かに言われたから、とか言ってる場合じゃないです。つまり、こちらはチームとして「誰が何をやるか」を追求する必要があるのです。ここに大きな壁があります。

何をやるかを「自力で」考えよう

プロマネを志すのならば、自発的に、何をやるかを考えるようにしましょう。

ProjectManagement002

作業者は、タスク=WHATが与えられた状態から仕事が始まります。ですので、自分自身でタスクをどのようにこなせばいいか=HOWを考えるわけです。

一方、プロマネは、目的=WHYが与えられた状態から仕事が始まります。(尚、目的を設定するのは、プロジェクトオーナーの仕事です。)そうすると、その目的を達成するために、自分だけでなくチームメンバーや、クライアント・取引先などの社外関係者も含めて、何をやらないといけないのか=WHATを考える必要があります。そうしないと、作業者が作業できませんからね。

このWHATは、日々、変わります。プロジェクト開始当初は、純粋に「メンバーのタスク」を設定することになります。しかし、プロジェクトが進むにつれて、WHATは「進捗状況を確認する」あるいは「課題を洗い出す」「課題への対応(=新しいタスク)を指示する」「プロジェクトオーナーに状況を説明して、判断を仰ぐ」というようなものになります。一度決めたらそれで終わり、なんてことありません。プロジェクト期間中、常に「目的(WHY)を達成するために、何(WHAT)をしないとダメなんだ!?」と自らに問い続けることが求められるのです。

こんなことを、微に入り細に入り、誰かが指示してくれるわけではありません。つまり、自分で自発的に動く、ということになるわけですね。

プロジェクトマネジャーを目指す、あるいは、すでにその立場に立っている方は、是非、この「自発的に考え、他人を巻き込んで行動する」ということを強く意識していただきたいと思います。

お知らせ:ギックス田中の本が出ました。

ギックス田中の2冊目の著書【 デキる人が「当たり前」に身につけている!『仕事の基礎力』 】が、すばる舎より出版されました。本ブログに連載中の「”考え方”を考える」の内容を体系的にまとめなおしました。高効率で高密度な仕事を実現するために何をすべきかを解説しています。

デキる人が「当たり前」に身につけている! 仕事の基礎力

一冊目「数字力×EXCELで最強のビジネスマンになる本(翔泳社)」も引き続きよろしくお願いします。ビジネス書らしからぬ、黄色い表紙が目印です。

title_Number_x_Excel

SERVICE

SERVICE

graffe

GiXo BLOG

recruit

TAG BOX