ギックスの本棚(番外編)/3Dドリームアーツペン:大人の方が本気になるクリエイティビティ促進おもちゃ

AUTHOR :  田中 耕比古

親って、、、たいへん・・・

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3Dドリームアーツペン ビークル&プレーンセット(2本ペン)

最近のおもちゃは凄いね。

今回、僕が購入したのは、3Dドリームアーツペン ビークル&プレーンセット(2本ペン)です。本当は3Dドリームアーツペン イマジネーションセット(4本ペン)というドラゴンとか作れる奴が欲しかったんですけど、最安値だったトイザらスでは売り切れだったんですよね。

レビューとかでは「ぜんぜん、思った通りに作れない」とかいうコメントも見かけるんですが、難易度は、まぁまぁ高いです。

・・・でも、これ凄いよ。まぢで(笑

先に、完成品をどうぞ。

製作時間1時間くらいで、この程度まではつくれました。まぁまぁ、大変だけど、なんとかなるっちゃぁなる。(やり直しもきく)

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継続して作りこめば、きっと、もっとちゃんと作れるようになると思います。

使い方(つくり方?)

凄い、とか、大変だって言われても良くわからないと思うんで、実際の作業工程を写真付きでご紹介しておきます。

まず、箱を開けると、こんな感じのブツが入ってます。透明なシートの上に、赤と黄色の「ペン」で書いて、オレンジ色の「ライト」を照射することで立体物を作る、という仕組みです。

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尚、ライトの電池(単4電池 3本)は付属していません。また、欧米系のおもちゃにありがちなことですが、電池ケースはドライバーが無いと開きません。ご注意ください。

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では、ライトの準備が出来たら、早速、お絵かきタイムに入りましょう。比較的簡単そうな「ヘリコプター」にチャレンジします。

まぁ、こういうのって、だいたい、説明書を読まずにやっちゃうんですけど・・・ ヘリコプターの足の部分を見ていただけば分かる通り「描いて時間がたつと拡がっちゃう」ので、パーツを全部描くのではなくて、ちょっと描いたらライトを照射して固めて、また描いて固めて、という手順がオススメです。(説明書にも、そんなことが書いてあります。読まなかったけど。)

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ライトを当てるとこんな感じ。尚、この光は、「目に当てるとダメな奴」らしいです。ご注意ください。

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こんな感じで固まります。

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あとは、描いては固め、描いては固め、の繰り返しです。

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プロペラの羽根部分は、黄色いインクで塗りつぶしてみます。塗ったら固める。

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ヘリコプター本体も同様に。塗ったら、固める!

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各パーツが出来たら、組み合わせて、接着剤代わりにインクを塗って、ライトで固める。

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組み上げると、こんな感じになります。

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特に説明書にはないのですが、台座も作ってみます。

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で、その台座を再度インクで本体とくっつけて完成です。(冒頭の画像の再掲です)

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これで、だいたい1時間くらいですね。

このあと、写真を撮ってるときに、せっかく作った台座をへし折ってしまったので、ペン立てに差しておきましたよ。(笑

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モノづくりにトライすると、見えるものがある

ということで、試行錯誤しながら頑張ってやってみたんですが、これ、めちゃめちゃ面白いです。楽しいです。

是非、子供にやらせてみたいおもちゃだなと思いますね。僕の子供の頃に、こういうのは無かったけど、あったらおもしろかっただろうなと思います。( 親は大変だけど(笑))

ただ、これ、ライトを長時間使うと、反射光だけでも目に悪いとか、そもそも、直接光を見ちゃダメとか、肌に照射するなとか、結構、注意書きがおどろおどろしいです。安心して遊べるおもちゃ、という感じでもないので「ある程度大きくなってから遊ぶおもちゃ」ということになります。

むしろ、大人が楽しめるおもちゃ、と考えるのが良いのかもしれません。

ポイントは「徐々にモノができあがる」ということ

このおもちゃの面白いところは、各パーツを自分で作り、それを組み立てていくと立体になる、という部分です。

最初の頃に「長時間放置して、固める前に薄く広がってしまったパーツ」は、最後に組み立てたときに「あれ、バランス悪いな」となったりします。あるいは、あまり分厚く作ってしまうと「なかなか乾かなくて、べたべたして面倒だな」となったりもします。

こういう「パーツを一つずつフリーハンドで描いていく」という作業を繰り返して、立体物を組み立てるというステップは「後でやり直せないことがある」とか「絶対に失敗しちゃダメなポイントがある」ということを学ぶ良いきっかけになります。

最近は、デジタルコンテンツが多いために、色々なケースで「あんまり手間をかけずにやりなおせる」ということが多いです。このおもちゃのように「時間をかけて、順番に構築していく」ということを経験するのは、子供に限らず、大人にとっても重要なのではないかなと思う次第です。

クリスマスプレゼントにした上で、年末年始にお子さんと一緒に作ってみると、新しい発見があるかもしれませんね。

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