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clock2021.05.18 08:13
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データインフォームドの浸透・推進に向けたJR西日本・日本ユニシスとの業務提携について

AUTHOR :   ギックス

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業務提携を契機に、データに基づく判断・意思決定(Data-Informed Decision Making)の推進を加速

先日、当社が発表した、第三者割当増資において、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)および、日本ユニシス株式会社(以下、日本ユニシス)との業務提携の強化に関しても言及致しました。

JR西日本と当社、および、日本ユニシスと当社は、2018年より業務提携関係にあります。今回の第三者割当増資を機に、その提携範囲を拡大・深化させることとなりました。

データインフォームドの推進に向けて

データインフォームドな判断は、英語ではData-Informed Decision Makingと表記されます。すなわち「データに基づく判断・意思決定」です。

Data-Driven という言葉の方が耳なじみが良いかもしれません。しかしながら、”Data-Driven”は「データによって一意に答えが定まる」というニュアンスで使われることが多く、当社が目指している「世界の考える総量の最大化」にはそぐわない表現です。そのため当社では”Data-Informed”を標語として掲げ、「データによって、人間の考えが深まる・研ぎ澄まされる」という世界観を提示しています。

あくまでも、判断・意思決定を行うのは人間であり、データはその行為を支援する役割を担うものである、というのが当社の考えです。

JR西日本との業務提携強化について

JR西日本と当社は、従来の業務提携においては、鉄道生産性向上をメインスコープに据えておりました。具体的には、以下のような取組みを実施しました。

  • CBM(Condition Based Maintenance)への統計学的/機械学習的アプローチの適用
    • 分岐器の状態監視による安全性向上および整備作業効率化余地
    • マルチプルタイタンパー(MMT)による軌道整備作業の効率化余地
    • 車両動揺データの軌道整備作業効率化への活用余地
    • 車両整備における資材発注業務の効率化余地
  • 流動データの可視化と、それに基づく施策の検討
マーケティング分野への適用拡大

JR西日本と当社は、かねてより、マーケティング領域におけるデータ活用の可能性を探ってきました。具体的には、以下の取組みを推進し、特許出願にも至っております。

  • 山陽新幹線および近畿圏在来線の収益向上に関する共同プロジェクト
  • Club J-WESTメンバーの利便性向上を目的とする共同プロジェクト
  • ICOCAデータ分析における共同プロジェクトおよび、共同特許出願

その流れを受けて、より大きな成果を獲得するべく今回の提携領域拡大をご決断頂きました。JR西日本の提供するMaaSアプリ「WESTER」および、JR西日本グループのショッピングセンターポイントおまとめアプリ「WESPO」と、当社の提供する個客選択型スタンプラリー「マイグル」の連携を進めます。WESTER会員およびWESPO会員である、お客様一人一人に合わせたおすすめ情報を提供することで、より楽しく、よりお得なMaaS体験やショッピング体験を実現します。

また、分析人材の育成を目的とした、JR西日本から当社への人材受け入れ(出向)も継続して行います。当社の保有する分析ノウハウ、分析環境・ツールに対する知識を実際のプロジェクトに参画するOJT形式で身に着けていただきます。出向期間を満了し、帰任した後には、JR西日本におけるデータ活用のコア人材としてご活躍いただくこととなります。(2021年5月時点で、二期生の帰任が完了しております。)

こうした一連の取組みは、JR西日本グループ各社の業務に「データインフォームドな判断」を適用していく活動です。より良い判断、より適切な意思決定を行うために、必要なデータを最適な形でご提供することが求められます。当社の豊富な分析ノウハウと強力なデータ活用のケイパビリティを駆使し、JR西日本グループ各社の業務改革および業績向上にお力添えしたいと考えています。

日本ユニシスとの業務提携強化について

日本ユニシスと当社は2018年12月に業務提携を発表し、2020年10月に当社の提供するエリア価値可視化ツール「トチカチ」の販売パートナー契約を締結しております。

これまでの取組みにおいては、以下のような活動を実施してきました。

  • AIを活用した顧客データ分析サービス「Rinza Target」と、当社の提供する「トチカチ」の連携
  • 日本ユニシス社員の、ギックスにおけるノウハウ習得プログラムの実施(2021年5月時点で、3期生を受入中)

今後は、上記活動を継続するとともに、電子チケット流通サービス「Kimaticke(キマチケ)」と当社の「マイグル」「トチカチ」との連携を新たに推進いたします。地域産業の活性化支援をターゲット分野とし、観光誘客、交通整備、消費促進、生活者のウェルビーイング追及を目指していきます。

このたびの提携強化の狙いは、日本ユニシス内のデータインフォームド人材育成の加速、日本ユニシスと当社との協働によるデータインフォームドの思想に基づいた新サービス開発、の二点です。

人材育成に関しては、日本ユニシスの、3ヶ年で1000名のデータ利活用サービス提供体制の構築を、当社の人材育成ノウハウと、分析思想・分析ノウハウを組み合わせて、強力にご支援していきます。

新サービス開発においては、弊社が日本ユニシスおよびJR西日本に提供しているOJT型データインフォームド人材育成プログラムを、日本ユニシスの強力なネットワークを通じて様々な業種業態の企業に提供するべく、協働体制を整備していきます。

あらゆる判断を、Data-Informedに。

現在もまだ、新型コロナウイルス(COVID-19)は猛威を奮っており、その影響は様々な業界に及んでいます。コロナ以前から、テクノロジーの進化に伴って消費者・ユーザーの行動は激しく変化していましたが、コロナを契機としてその変化の振れ幅はさらに大きなものとなりました。現在の状況は、まさしく「不確実性が極限まで高まっている状態」だと言えるでしょう。

この不確実な状況に対応するためには、事実を事実として捉え、その先に起こり得るものが何であるのかを、しっかりと考えることが求められます。データを用いて事象を客観的に把握し、その情報を基に、論理的・合理的に物事を考えるという「データインフォームドな態度」で対処していくべきであると、ギックスは考えています。

関連記事:不確実性の高まりを”Data-Informed”と”Agile”で乗り越える

当社は、今回の協業先であるJR西日本、日本ユニシスに限らず、あらゆる企業、あらゆる人々の判断がデータインフォームドになるようにご支援します。それにより、より多くの企業・人々がこの激変期を乗り越え、成長機会を見出すことのできるよう、最善を尽くしていきます。

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