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JR西日本グループとの資本業務提携契約を締結致しました。

AUTHOR :   ギックス

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ギックス
JR西日本グループとの資本業務提携契約を締結致しました。

JR西日本との業務提携 + 2億円の第三者割当増資

株式会社ギックスは、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)との業務提携、および、株式会社JR西日本イノベーションズを引受先とする2億円の第三者割当増資を行いました。(JR西日本のニュースリリース / JR西日本イノベーションズのニュースリリース )

JR西日本と株式会社ギックスは、従来よりデータ分析にまつわるコンサルティングサービスの委託-提供関係にありました。今回の資本業務提携を契機に、JR西日本グループの技術ビジョン「持続可能な鉄道・交通システムの構築」の実現に向けて、JR西日本グループ内の多様な課題解決に注力し、企業価値向上に貢献することを目指します。

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)との業務提携

JR西日本は、営業キロ数は約5000㎞、その駅の数は1,100を超える巨大な鉄道事業を営んでいる企業です。在来線・新幹線を合わせて、約6,500台の車両が、毎日530万人を乗せて50万km走行しています。(*)

この大量の旅客輸送を可能とする強固な鉄道インフラは、日々、膨大なデータを生み出し続けています。これらのデータを適切に活用することは、鉄道インフラのメンテナンス活動の品質と効率の改善(**)を実現し、ひいては鉄道利用者の利便性向上につながります。

ギックスの分析ノウハウを用いて、この領域にまつわるJR西日本グループ内の課題解決の推進を目指します。

*)2018年4月1日現在 (出所: 西日本旅客鉄道株式会社 企業概要 )
**) CBM(Condition Based Maintenance )、即ち 設備状態を常時監視・把握し、必要な時のみメンテナンスを実施することで品質と効率性を両立させる予防保全の考え方を実現するためにデータ活用を行います。

JR西日本におけるデータ活用事例

従前より、ギックスはJR西日本のデータ分析業務を受託しておりました。今後も、以下のような取り組みに、継続的に参画していきます。

■分岐器の状態監視:

線路が分岐する場所(ポイント)で、車両の進む方向を変更する仕組みを「分岐器」と呼びます。この分岐器で不具合が起きると、列車運行に大きな支障がでます。この不具合を事前に予測・検知するために、これまでJR西日本社内で実施していた工学的アプローチに加え、JR西日本が蓄積している多様なデータを用いた統計的・機械学習的アプローチでの取り組みを推進します。

■マルチプルタイタンパー(MTT)による軌道整備の作業最適化:

列車が走行すると、その重みと振動でレールに歪みが生じます。この歪みを矯正するために「マルチプルタイタンパー」という機械が用いられます。この機械を操作するオペレーターには経験に基づく熟練の技が求められますが、統計的・機械学習的アプローチによる ”最適な操作方法” のリコメンデーションを検討し、オペレーターの操作技術の向上に貢献することを目指します。

■流動データの可視化:

鉄道や自動車などで、どこからどこへ何人移動したのかを統計情報として集計・加工したものが「流動データ」です。従来、流動データ分析は部分的な断面調査を用いるに留まっていました。今後は、入手可能な流動データを最大限に活用し、JR西日本管内の旅客の動き・流れを可視化していきます。部分計測から全数計測に転換することにより、新たな発見を導出し、従来とは異なる ”地域への貢献” のあり方を検討していきます。

ギックスに関するJR西日本からのコメント

上記のような取り組みの実施にあたり、従前からデータ分析プロジェクトで協働させていただいておりました、西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部 技術企画部 宮崎祐丞担当課長より頂戴した、ギックスに関するコメントをご紹介します。

ギックスは、極めて実践的な企業だと感じている。実践的だというのには2つの意味がある。それは、「クライアントのデータを徹底的に咀嚼して、活用しつくす」という意味と、「顧客の立場に立って、出口戦略(事業にインパクトを与えるために何をすべきか)を考える」という意味だ。

JR西日本という会社には、単体/グループを問わず、膨大なデータが眠っており、かつ今後鉄道メンテナンス分野のIoT環境の整備により扱うデータの種類、量がさらに増大することが見込まれている。事業会社としての価値を早期に創出することを目指す中で、IoT環境の整備完了を待って全件データが揃ってから分析に着手するのではなく、現在取得可能な部分データで将来解くべき課題の解法に対するアタリをつけていく必要がある。部分データとはいえ非常に大量のデータを取り扱う必要がある上に、実際に分析を回しながら、やり方を柔軟に変えていくことが求められる。この柔軟性をクイックネスをもって実現してくれるのがギックスの特徴だ。もしもギックスが「データが本格的に集まってからでないと手が出せない」というような分析ベンダーであったならば、我々のニーズには適合しなかっただろう。集積途中のデータ、不完全なデータであっても、分析の方向性を見出すために伴走してくれるパートナーとして、非常に信頼できると考えている。

さらにJR西日本の要望とマッチしたのが、ギックスの分析ブレーンと直接会話しながら分析を進められる点だ。分析ブレーンが我々のニーズを汲んで分析サイクルを変化させていくことで、先ほど述べたクイックネスが「単に速いだけ」ではなく、「より正確に真意を汲み取り、それに即した解法を探し出す」という情報処理精度の高さを兼ね備えた速さになっていると感じている。

また、ギックスの分析チームは、自律的に成長をしているところが非常に興味深い。プロジェクトに関連する周辺領域を自発的に学び、そこから得た知見をもとにして、進行中のプロジェクトの中で、アルゴリズムや分析手法をどんどん開発していく。そうした成長の結果を、組織全体の分析ポートフォリオとして組み込んでいくのだ。

我々のような事業会社では、最先端の分析技術や分析手法を追っていくことは相当難易度が高いと感じている。ギックスが先端を追い続ける中で、体系化され、JR西日本グループの業務課題解決に適用がふさわしいものを、我々が活用させていただき事業会社としての価値向上・創出につなげていくことが望ましい。

JR西日本グループの持つデータは、例えるならば石油のようなものだと思う。この貴重な資源を採掘し活用していくために、現時点での最適なパートナーがギックスだと考えている。将来的には、このデータ活用の動きの中から外部収益化の種を見つけ出すことにつながれば良いと思っている。

株式会社JR西日本イノベーションズの資本参加

また、上記業務提携に関連して、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)グループのコーポレートベンチャーキャピタル機能を担う、株式会社JR西日本イノベーションズを引受先とする2億円の第三者割当増資を行いました。

今回の増資により、弊社の経営基盤は大きく補強され、これまで以上に積極的な人材採用および研究開発への注力が可能となります。

人材採用について

ギックスでは、積極的な人材採用を行っています。詳細はコチラ

研究開発について

ギックスの研究開発活動では、戦略コンサルティングの王道ともいうべき業務経験・知識に基づく仮説思考で課題抽出・解決策の模索を行う人間系アプローチに加え、機械学習や形態素解析、数理最適化、グラフ理論などの分析手法を用いることで、現実世界をデータの世界に写し取り、そこに潜む真理を探し出そうと取り組んでいます。

また、ギックスの分析ノウハウを定型化し、より広範な顧客に提供するサービス開発も行っています。 参考:gramサービスリリースのお知らせ

今後の展開について

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