働かないアリと働かない人間:せめて、会社にいるときくらい仕事しようよ|ニュースななめ斬りbyギックス

AUTHOR :  田中 耕比古

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田中 耕比古
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働くってことと、会社にいるってことは同じじゃないよね

こんにちは。最近、ニュースをななめ斬ってないなぁと思いまして、久しぶりにニュース記事に関するよしなしごとをそこはかとなく書きつくろうと思います。ということで、本日は、GIZMODEの記事「ほとんどの働きアリは働いてないことが判明」をななめ斬っていきます。

※お読みになる前にご注意いただきたいのですが、本稿は普段よりも8割増しでユルくて薄くてクダらない記事になってます。あらかじめご了承ください。※

アリは働く奴と働かない奴に分かれるらしい

アリは「働きアリ」という言葉が指し示す通り、超働く奴ら、というイメージがあります。しかし、実際には、そのうちの2割くらいは働いてない、という研究がありました。こいつは超有名な話です。

で、今回の記事は「2割どころじゃねぇよ。」というお話です。GIZMODEより引用します。

2:8の法則なんてもんじゃなかった…!

アリといえばチームワークのイメージですが、働きアリとは名ばかりで、実はまったく働いてない働きアリが圧倒的大多数を占めることがアリゾナ大学の最新の調査でわかりました。

(中略)

働きアリのうち71.9%は半分以上の時間怠けており、25.1%に至っては1度たりとも働いている姿が観測されなかったんだそうな。観測中ずっと精力的に働いている働きアリは、たったの2.6%でした。この結果は学会誌「Behavioral Ecology and Sociobiology」9月号に掲載中です。

出所:ほとんどの働きアリは働いてないことが判明/GIZMODE

ちなみに、2:8の法則については、先日、解説記事を書きましたので、そちらをご参照くださいませ。

まあ、とにかく、大半は働いてねえんだよ。というお話です。

それって人間社会に適用していいの?

で、そういう話になると「だから人間社会においても働かない奴らが一定数いて」という話になります。まぁ、それはわかります。っていうか僕も思います。ただ、その時に「アリの社会では、それが一つの役割として確立されているから、人間社会でもきっと・・・」という話になるのは論理の飛躍だよなーと思っちゃいます。

と、思ってぐぐったら、似たようなことを思う方はやっぱりいらっしゃるようで、こんなブログがありました。

働かないアリはアリなのか、生物学者と経済学者の守備範囲を一緒にするな

要するに、”働かないアリは働かないってのはその通りだけど、働いてるアリが優秀だとは言ってないよね”って話です。そして、それを”人間界にも適用して、2割の優秀な奴が云々・・・”とか言っちゃうのってどうなのよ?ってことになるわです。事実と解釈を混ぜちゃうとダメだねってことで、僕も同意します。STOP 都合の良い曲解!

(Fact)アリもヒトも、働く奴と働かない奴に分かれる

ということで、ファクトだけに限ると、今回の話は「アリは働く奴と働かない奴に分かれる」ということになります。それが、アリ社会にとっての労働の調整弁になっている云々は、正直よくわかりません。もちろん、そんな側面もあるのかもなーとは思います。

翻って、人間界におけるファクトを述べると「人も、働く奴と働かない奴に分かれる」のは事実です。どれくらい事実かと言うと、敢えて固有名詞は伏せますが、弊社が入居している三田エリアにある某オフィスビルのトイレを事例に考えれば明らかになると思うのでご紹介しておきます。

実録:ウンコマンズとの攻防

弊社が入居しているビルには、数多くの企業様が入居しています。ただ、弊社がある2Fフロアは、他のフロアに入居している企業の会議室などが多いため、常時このフロアに勤務している人は少ない”ハズ”なんです。しかし、このフロアのトイレの男性用個室(5つ)は、稼働率が死ぬほど高いです。2人待ちも当たり前、くらいの大人気っぷりです。2人待ってて、そこにもう一人来て「あっ」って顔して諦めて出ていくくらいのことは日常茶飯事です。ということで、きっと、他のフロアの人が来ているのだろうなーとうっすら思うわけです。

そうなっている原因としては、単純に「ビル全体でのトイレ数が少ない」ということも考えられます。そりゃ、仕方ないことです。

し・か・し、ちょっと待ってください。実は、彼らは「一人あたりトイレ占有時間が長い」のです。どれくらい長いのかを計測するほど僕も暇ではないので定量的には表現できないのですが、次の事例を読んでいただければお分かりいただけるかと思います。

  • 個室が満室なので待っていると、僕の後ろに一人並んだ。数分後に僕が個室に入り、優雅なひと時を過ごしてスッキリとして個室を出ると、僕の後ろに並んでいる人はまだ待っていた。

何分が平均的なのかはよくわかりませんが、僕は超迅速なトイレライフを心がけてるわけじゃないので、きっと、標準的なトイレの使い方をしてると思うんですよ。それなのに、僕より数分前に入っていて、僕のトイレ業務が滞りなく完了した後に、他の4人が誰一人として出てきてないって凄くないですか?どうした、後の4人。大丈夫か?腸内環境は平気か?ってなりますよね。今考えても納得がいかないので、図示しときます。

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もちろん、体調の問題だったりご病気だったりなどの理由のある人もいると思いますよ。でも、4人全員ってどうなの?って話です。なんか、筆が乗ってきたので、幾つか補強材料を投下しておきます。

  • 個室の多くからは、トイレットペーパーを巻き取る音等を含む物音が”一切しない”
  • あまりに待ち時間が長いので、業を煮やした人が、いら立って壁を「ガンッ」と蹴ったところ、数秒後に5人全員が出てきた
  • 始業直後=9時頃はガラガラ。10時ごろになると満室。午後も13時前後は多少空いてる。13時半になるとアウト。

なんとなく、僕の言いたいことが分かっていただけると思うのでオブラートに包んで申し上げますが「お前ら、トイレにこもるために会社来てんのか?」って話ですよ。

お前らはそれでいいかもしれないけど、僕らは結構まじめに仕事してるんだよ。その仕事中にうんこしたくなって、うんこしに行ったら、待ち行列ができてるってどういうことなんだよ。お前らの生産性が低いのは勝手だけど、僕らの頭の中をうんこが占める比率が大きくなったらコッチの生産性まで悪くなるんだよ。ふざけんじゃねぇよ。ってことです。

書いてるうちにメチャメチャ腹が立ってきたので、図解しときますよ。まぢで。

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っていうか、この記事書いてる時点で、僕の頭の中、うんこで一杯ですよ。シンカホリックのはずが、気づいたらウンコホリックですよ。もう、勘弁してくださいって感じですよ。まぢで。

会社に来いって言われたから、とりあえず会社に来てるんだったら、ほんと、家に帰って寝たほうがいいよ。って思います。生産性と言う言葉の意味を、根底から考えた方が良いですね。先日ご紹介した、KDDIの例を紐解くまでもなく、残業を減らすとかなんとか言うまえに、まずは労働時間内をちゃんと充実して過ごそうよ、ほんとにさ。うんこばっかりしてないでさ。(まぁ、もっと正確に言うと、執務スペースでは執務して、トイレではうんこだけしろよ、ってことなんですけど)

(解釈)働かない人は、なぜ働かないのか

で、アリの話っていうよりも、単純にウンコマン批判がしたかっただけなんじゃないかなーって気がしてきちゃうわけですが、精一杯頑張って話を戻すと、そういう働かない人たちが存在しているのはなんでなんでしょうかね?って解釈をしたくなるわけです。

それってなぜかと考えると、要するに、アリもヒトも、全員が働かなくても世界・社会が回るような状態になっているから、その仕組みに上手く乗っかった奴がフリーライドする、ってことなんですよね。これは、働いている奴が優秀かどうかとかいう話じゃありません。単純に「うまく(業務やお金が)回る仕組み」ができていると、フリーライドすることが可能になるんです。

それ自体は別に悪いことじゃなくて、むしろ「それでもまわるビジネスの仕組み(いわゆるビジネスモデル)をつくりあげた人が凄い」ってことなんですよ。いやー、ほんと、尊敬するわ。ただ、このあたりは、ビジネスモデル論で別途取り上げます。

但し、アリは自己犠牲ができる

もはやニュースをななめ斬ってる気もしないので、ついでに脱線しておきますと、アリは組織のために自己を犠牲にすることができます。

先日、ナショナルジオグラフィックだったかアニマルプラネットだったか忘れましたが、アリの巣の引越しの映像を流していたのですが、個々のアリが一つの細胞のように相互に作用しあい、各々の役割を果たしていました。そんな中、非常に感銘を受けたのが「引越しの障害となったカマキリを倒す」シーンです。

  • カマキリが、アリを捕まえて食べる。しかし、やられたアリがホルモンを分泌して仲間を呼ぶ(1匹目捕食)
  • 仲間がやってきてカマキリにまとわりつく(2匹目捕食)
  • 一匹のアリがカマキリの最大の武器であるアゴにかみつく
  • アゴが使えないカマキリは、カマでまとわりつくアリたちを撃退しようとする(3-4匹目が殺られる)
  • が、反撃もそこまで。カマキリは首を噛み千切られて*絶命する
  • アゴに噛みついていたアリも無傷ではなく、(おそらく)死ぬ(5匹目絶命)

*子供の頃、カマキリの頭だけ地面に落ちてることが時々あって、なんだろうかと思ってたんですが・・・こえぇよ。アリ。

このように、1vs1では勝てない敵を倒すために数十匹で挑むわけですが、この時に「自我」があると「俺は死にたくない」となって、カマキリに集団ごと好き勝手に蹂躙されて終わりますよね。自己犠牲によって、そうはならないってのが、アリが凄いところです。アリは集団そのものが「一個体」なのかもしれません。だから、格闘漫画とかでよくある「ひ、左腕を捨てて、右拳で攻撃した・・・だと・・・ くくっ、お前は、やはり、俺の永遠のライバ・・・ぐはっ(吐血)」と同じような感じで、5匹を捨てて10万匹を守るという判断ができるのかなぁ、などと思います。凄いね、アリ。

そう考えたときに、ウンコマンズの皆さんに対して「フリーライドを許容してくれている会社なり社会のために、いざって時には自分を犠牲にできるんですか?」って聞いてみたい気持ちでいっぱいです。トイレにアンケート置いておこうかな。で、もし、そうじゃないならば、一部のアリのように怠けるのではなく、人間らしく普段から頑張って会社や社会に貢献していただきたいものだと心の底から思うわけですよ。いや、ほんと、トイレ問題、深刻ですからね。

ということで、次回の総選挙では、ウンコマンの撲滅をマニフェストに掲げた政党に投票したいと思ってますので、何かの間違いで本記事をお読みになった政治家の皆様、前向きに検討してみちゃったりなんかする方向で何卒宜しくお願いいたします。
(本気でGDPを上げたいなら、そういうマイクロな打ち手をやって”底上げ”した方が、中長期的には絶対良いと思うんだよなー・・・)

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