【”考え方”を考える】For what?(なんのため)を常に意識する

AUTHOR :  田中 耕比古

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田中 耕比古
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それは一体、なんのためですか?

今日は、「なんのため」というところに立ち返って考える、という思考様式を取り上げてみたいと思います。

自分で「問いをつくれるか」が重要

世の中には、問題を解くことが得意な人がいます。例えば、コンサルタントは、その領域のプロフェッショナルです。しかし、問題を解くことと、問題を設定することは大きく異なります。「答えるべき問い」が間違っていた場合、その問題を解くことには何の意味もありません。

”自分で”問うために

問いをつくる、ということは、ゴールを決める、ということです。決めるとはどういうことか?それは・・・

  • 売上拡大するのか、利益率向上を狙うのか
  • 既存ブランドを強化したいのか、新ブランドを立ち上げたいのか
  • お金を使いたいのか、お金を貯めたいのか
  • 美味しいものを食べたいのか、雰囲気の良い店に行きたいのか
  • 彼女が欲しいのか、結婚したいのか

ゴールが決まれば、アプローチ・手段を決められます。(このアプローチ・手段を考え、実行していくところは「問いを解く」領域です。)

関連記事:長並列型仮説思考(第3回):初デートのケーススタディから考える!

問いと仮説

「問い」を持ち、それに対して「仮説」を持つ。これが仮説思考です。

ギックスの本棚/仮説思考(内田和成 著)や、ギックスの本棚/1億人のための統計解析(西内啓 著)でも触れましたが、仮説を持つことで「”効率的に”問いを解く」ことが可能になります。

問い⇒仮説立案⇒仮説検証 というプロセスが重要です。(詳細は上述の関連記事をご参照いただきたいのですが、「検証されない仮説」は「思いこみ」です。)

For what? / For whom?

これを踏まえ、何かを行う際には常に「For what?(なんのため?)」と問う姿勢が重要です。

  • いま、自分が取り組んでいる課題は、本当に解決したいことなのか?解決して意味があるのか?
  • 解決のためのアプローチの、どの部分に今いるのか。今の時点で何が分かっていて、何が分かっていないのか?
    (あと、何を知ろうとしているのか?)
  • 自分が実施している作業(調査、分析、資料作成)は、課題解決の役に立つのか?ズレていないか?

そして、このFor what?を突き詰めていく際に、同時に考えるべきことしてFor whom?(だれのため?)があります。

つまり「この課題を解決することは、”誰にとって” 嬉しいことなの?」という視点です。

ギックスのメンバー内では「便益ドリブンで考えろ」という言い方をすることがあるのですが、要するに「誰のメリットを追求しているのか?」を明確にしよう、というお話です。特にB2Bの世界では、最終消費者のメリットと、その手前の事業者にとってのメリットが相反することを考慮して戦略を立てる必要がありますので、この視点が重要となります。(端的に言うと、「消費者は安い方がいいかもしれないが、事業者側は利益を削れない」というジレンマです。)

課題解決をする、というときに「誰にとっての、どういう課題なのか」を見極めておかないといけないわけです。これが「問いを考える」ということにつながります。

どう使うのか?

この考え方は、いつかなる場面でも心に持っておくのが重要ですが、幾つかの「使いやすいシーン」があります。

例えば、「アンケート設計」などが分かりやすいでしょう。

アンケートを行うにあたり「知りたいこと」が明確でないといけません。これが「仮説検証型アンケート」です。アンケートを設計する際に、正しい問いを見極めておかないと、設問数が増えてコストが膨れ上がった結果、知りたいことの答えにたどり着けなくなります。(最悪の場合は、知りたいことがなんだったのかさえも、わからないままアンケートが終了してしまいます)

アンケートの設計をする際に「これは、何のためにやるのか」⇒「アンケート後に何が分かればいいのか」⇒「わかったことから、どういうアクションをとろうとしているのか」というように”目的・ゴール”と、そのための”手段”であるアンケートが合致しているのか?をチェックすることが重要です。

「手戻る」とか「時間が足りない」とかいう事情は常につきまといますが、それでも一度立ち止まって「なんのために、これをやっているのか」を自分で考える癖をつけていただければと思います。(気づいていたのに目をつぶってやり過ごした結果は、たいていの場合、後悔を招くことになります。ほんとに。)

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