どうしてもミスがなくならない時の処方箋 ~ミスプリベンション外伝(前編)

AUTHOR :   ギックス

ミスプリベンションでも効果が出ないヤツもいる!

以前、「ミスプリベンションinアナリティクス」として全6回ほど、基本の“型”を理解し、身に着けることで、ミスに「気が付く」ことはできるということについてお話しししました。今回は、それでもなお、細かいミスがなくならない部下を持つ方に“荒療治”をお送りします。(自分自身がミスがなくならないと思い、この記事を見つけたあなたは、自分=部下と読み替えて、そのような立場になるように行動してくださいネ)

戦いの“後方支援”ではミスはなくならない。

結論から話をしてしまうと、ミスがなくならない人というのは「自分事」になっていないと言えます。分析作業はともすれば、データ抜出⇒分析⇒報告書作成という流れの中に組み込まれた作業になりがちで、会社で言うと、部下A:データ抜出⇒部下B:分析⇒自分:報告書作成などと分担されることが多いと思います。
しかし、ここにデータ抜出を行う部下Aや分析作業を行う部下Bにミスが起こる原因が潜んでいます。というのも、部下A、Bとも自分で口には出しませんが、「ミスをしても、上が責任を取るだろう」「ミスがあっても上が気づくだろう」というわずかな考えが、最後まで消すことができないのです。(これは責任感がないという簡単な言葉で片付けることはできず、その綻びが何を起こすかが分かっていない。ということと考えてください)

戦いの“前線”に送り込め!

では逆に、部下A:データ抜出⇒部下B:分析⇒部下B:報告書作成⇒部下B:報告という業務の流れであった場合どうでしょう。部下Bは自分が報告書作成の中で、分析のミスに気が付くかもしれません、報告を自分がするときにミスを指摘されて、会議が紛糾するのを避けて、土日も資料を見返してミスをなくすように繰り返し確認するはずです。
結局のところ、自分のチーム(=自社)以外の人に対して自分が前面に出て勝負しているという気持ちがあるかないかで、取り組みの本気さが違ってくると考えています。上司であるあなたは、「自分が作った資料を上が説明する。最後は上が責任取ってくれるだろう。と考えている部下」がおり、部下をそういう状況にしている限り、“ミスは減らない”ということも理解してください。

では、前線に送り込むだけでいいのか

残念ながら、まだ未熟なソルジャーをそのまま前線に送り込んだだけでは討ち死にするのが、関の山です。そうならないように、様々なケアをしていかなければならず、それこそがあなたがミスのないチームを作り上げる特効薬となるのです。(つづく)

連載記事リスト:「ミス・プリベンション」in アナリティクス
SERVICE