プレイヤー考察:第6回 本連載のまとめ|ソーシャルゲーム分析(11)

AUTHOR :   ギックス

本記事は、株式会社ギックスの運営していた分析情報サイト graffe/グラーフ より移設されました(2019/7/1)

ユーザの欲求を満たす施策を間断なく打ち続けよう

本連載では、「Gamification by Desing」という本で紹介されていた、下記の4つのプレイヤータイプを解説し、ログの出力方法などについて考察してきました。

第1回でも述べましたが、ゲーム内には、これらのプレイヤータイプのどれかひとつのみが存在しているのではなく、4つのプレイヤータイプが混在しています。また、ユーザはどれかひとつのタイプに分類されるのではなく、ある場面ではExplorers、ある場面ではAchieversとして振る舞うこともあります。
大切なことは、プレイヤータイプの4つの側面を理解し、ゲーム内にどのプレイヤータイプのユーザがどの程度存在しているかを彼らの行動ログから把握し、どのタイプのユーザにどのような施策を打つと彼らのモチベーションを掻き立てられるのかを考えることです。彼らのモチベーションがうまく掻き立てることができれば、彼らはよりゲームにハマっていくでしょう。
どのタイプのユーザをターゲットにしても、それなりの作り込みが必要となってきます。中途半端にターゲットを拡げるよりは、狙いすましたターゲットに確実に刺さる施策を打つほうが効果的な場合もあります。費やせる工数と獲得したいユーザ層を鑑みて、施策を考えましょう。
また、施策に対する反応は計測できるようにしておきましょう。Explorersを対象とした施策、Achieversを対象とした施策に対する反応を比較することで、ユーザがゲームに何を求めているかを把握することができます。

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