第25回:2017年11月の結果報告 “アメとムチ”|「きこえ~ご」を使ったギックス全社員の英語力向上プロジェクト

AUTHOR :   ギックス

ペナルティ強化作戦の結果

(本企画は、楽しくみにつく英語学習アプリ「きこえ~ご」を提供する株式会社ReDucateから学習ログデータの提供を受けつつ、法人契約でサービス使用料を支払ってガチで英語力向上に取り組むプロジェクトです。)

連載第1回で設定した「罰金ライン」を適用し、2017年11月の学習実績を振り返っていきます。

学習実績

早いものでもう年末。2017年もあと数日で終わるという今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。年末こそは、こたつに身を任せ、今年1年を振り返りつつ、来年の抱負や決意を胸に穏やかに年を越したいものですね。

さて、先月記事にてお伝えしました通り、11月のきこえ~ごは罰金10倍キャンペーンと題しまして「罰金額の増額によって、取り組み方に違いは出るのか」という検証を行うこととしました。ペナルティをより厳しいものにすることでどのような変化が起こるのか、果たして結果は…

ペナルティを重くしたらさすがに全員クリアするのではないか…!という予想もむなしく…。いますね、罰金組が!EP未達の4名にさらに日数を超えなかった2名を加えた計6名が罰金対象に。ペナルティを重くしても罰金人数に大差がないという結果。罰金人数で判断すると、どうやら効果はほとんどなかったとも言えそうです。

罰金対象は6名。合計40,000円。累計87,500円。

学習に取り組んでもらおうと「飴と鞭」の「鞭」を強化しても、学習が進むどころか効果は薄く、むしろ涙の量が増えてしまいました。悲しみ…。

 獲得EPの比較

今回はペナルティ強化から罰金者の人数の大幅な減少、欲を言えば罰金者ゼロを狙ったわけですが、結果を見ると罰金者の人数からはあまり効果を見出せなかったと言えます。

実施した11月を含めた直近3ヶ月の結果を比較してみましょう。「前月は罰金」からペナルティが強化された「11月には罰金ラインを超えた」と2名については、多少はペナルティの強化が響いた可能性が考えられます。一方で今月の罰金者の多くは前月、前々月も罰金の対象者だったことがわかります。罰金ラインは日数/EPのどちらの基準も超えることが罰金を免れる条件であることを加味すると、ほとんど学習様態が変わらない(もしくは悪化した)H.R.さん、社長Aさんにはペナルティの強化はまったく効果がなかったと言えそうです。

また、前月よりは獲得EPが上がったH.G.さん、I.M.さんは「(普段よりは)やったけど、結局は罰金」という状態。途中で観念してしまったようにも見えますね。

 実験:インセンティブにしたら、どうなるの?

11月は「ペナルティ(罰金)が重くなれば、罰金者はいなくなる(減る)のではないか」という予想のもと実験的な試みを行いました。結果としては、10月罰金者の7名から1名減の6名と大幅な減少および罰金者ゼロには到底及ばず、ペナルティの強化は効果が薄かった、と言えるようなことに。では、逆にインセンティブを強化した場合はどうなるのでしょうか。これまでの「やらなければ罰金」というだけでなく、やったらやった分だけ何か嬉しいことがあると頑張れるのでは…?

そこで、12月は「新春お年玉キャンペーン(12月の学習結果が公開されるのは1月のため)」と題しまして、EPトップ3名にはインセンティブという名の「(予算1万円内)自分の希望する商品を購入してもらえる権利」を付与することとなりました。(方々ご協力ありがとうございました…!)焼き肉を食べるもよし、欲しいものを買ってもらうもよし、とまさに嬉しすぎる特典。

インセンティブを強化した結果、本気でプレゼントを狙いに行くメンバーもいれば、最初からインセンティブを諦めモードのメンバー、罰金回避を目指すメンバー、もう英語はお手上げのメンバーと様々な12月のギックス。さてさて結果はいかに。そしてお年玉は誰の手に…?次回最終回【思惑渦巻く12月、最後に笑うのは誰だ!】

それでは皆様、良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくです!

※本連載のまとめはコチラ

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遠藤 朱寧(えんどう あかね)

データ分析チーム所属。データも扱えるマーケッターを目指し、日々精進。Pythonが気になる今日この頃。動物占いはゾウ。ゾウも好きだけど、キリンのほうが好き。これからの未来を築くゆとり世代。

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